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登校日。 ページ17
８月半ば。
今日は登校日だ。
―――あれからプールに行っていない。
一方的に避けている私。
『騙されたんだ』
そう気づいてしまった私は…先輩と会わす顔がなかった。
プルルルル。
受話器を取る。
「はい。一乃で…」
『奈都！？今日ちゃんと来なよ！？？梨江まってるから！！！』
受話器から響く声。
…うーわ。朝からこんなに怒鳴られると…。
「うん…行くよ」
『待ってるよ…』
ガチャリ。そこで電話は切れた。
私はリボンを結ぶ。
正直行きたくない。
だって、先輩に会わない確率なんて…ない。
梨江にはあのあと言った。
先輩のことを―――…。
麦茶を一口のんで、家を出た。
外に出ると蒸し暑い空気が襲った。
「あっつ…」
「奈都！」
「！」
振り返ると…梨江。
満面の笑みでこっちへくる。
サラサラのストレートの髪をなびかせて。
色素の薄い髪はさらに薄くなったみたいだ。
「おはよう」
「おはよ！…行こ！」
「…うん」
梨江がいると、元気になれる。
―――ありがとう。
梨江。
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青汰(´∀｀)(プロフ) - 元、ななみでございやす( ･`ω･´) ← もう、更新はしないのでしょうか？するのなら更新、待ってます!!!!!(´∀｀) (2013年2月24日 17時) (
レス) id: 5b15976fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのはな | 作成日時：2012年3月28日 17時
