23-1 : 新たな日々へと ページ16
Aside
「この度は誠に申し訳ございませんでした」
デジャブ。なんか、かなり前にも皆の前で土下座紛いのことをした気がするなぁ…
身の回りがだいぶ落ち着いてから、自分の身に何があったのか、記憶が無かったことを覚えてるということ、そして何故特定の人の記憶が消えたのか自分なりにまとめて今日は久々に全員での会議だった
「A、顔を上げろ」
「はぃ…総統…」
低い声が頭上から降る。恐る恐る顔をあげると自分の目線に総統の瞳が…え？
身長的にそれはあり得ない。なにこの状況…
ペチッ
「いてっ」
「ふっ…ふふふ…んふふ」
「総統？」
「仕置きだ、これで許してやろう」
膝を軽く折り目線を重ねられているだけでなく
親指に人差し指を重ねて弾く。デコピンと言われるそれが罰だと総統は言った
「いやいやいやいやいや！？そんなことで許されるなんてそんな…だって私…」
「フランツでの記憶の混濁はこちらの作戦ミスのせいだ、大先生とAが城から抜け出すことを視野にいれていなかった、私のミスでもある。」
「総統！？そんなこと」
「それに、だ。仲間の名前や存在すら忘れさせてしまったようではないか。ゾム、コネシマ」
「ゾム…こねちゃん…」
二人の瞳がこちらを見つめる。自分がどれだけ酷いことをしたのかはハッキリと記憶している
「ごめんなさい…守ってくれた二人を忘れたりして」
「ええねんええねんなぁ？ゾム」
「せやぞ、俺らはそれが仕事やし、なぁ？」
「だ、そうだが？もうここで罪悪感は手打ちにしてやってくれ」
「でも」
「なぁA？」
「ゾム…」
「俺もコネシマも兵士やねん。守るのが仕事や、それで何を思われるのも構わへんからさ…逆にそうやって引きずられるの嫌やねんか」
ハッキリと嫌と伝えられる、その言葉に思わず動揺していたのか鼻の奥がツンとしてきた
「でもな？こうやってまた話しとるやろ？だからゾムも俺も聞きたいのは謝罪じゃないで」
何かを期待するように二人から視線を浴びる
「守ってくれて、ありがとう…？」
「なんで疑問なん！？守ったやろ！」
「ただ、少しAの地雷ふみぬいたみたいやけどな！」
私は自分を守ってくれた人間に対して恐怖を抱き忘れようとした。自分の目の前で死に絶えた母を思い出してしまうから
それでも
「これからも、俺達にはこないなことしかできひんけど。仲良くしてな？」
黄緑の瞳が
「これからも、幼馴染としてよろしくな？」
空色の瞳が
「おかえり」
を口にした
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
