22-2 : 愛を知り恋を知らぬ ページ14
グルッペンside
「Aちゃんの過去ってさ、簡単に言うと。トラウマの塊なんだよね…父も母も殺されてあげくに反乱軍の大人に育てて貰うために協力して…知らない男の人達に対して仕事をする。シッマから聞いたけど、その時のAちゃんってね、かなり冷たい目をするときがあったんだってさ」
「普段は明るくてシッマと話すときはいつものように振る舞ってたらしいよ？でも、決まって水商売に足を突っ込んでアジト…コネシマの家の地下に帰って来た日は据わった目をして口許だけ無理矢理笑顔を作るような感じで…ね？日によっては回りの大人達が良くやったっていいながらAちゃんの頭を撫でてる日もあって、そういう時は決まって血濡れのナイフを持って帰ったんだって」
「戦争のある世の中では当たり前の事なんだけど…これがやっぱり良くなかったんだと僕は思うな…自分が大人のように振る舞っていれば回りは自分を誉めてくれる、甘えたりしなければ自分の存在価値は上がる、自分１人で何かをこなせば皆は自分を見捨てない。そうやって、子供がすることを放棄して大人になるために必死に努力した結果が今のAちゃんなんだよ」
「簡単に言うとね、Aちゃんは自分の努力が生かせる所に来たかったんやと思う。だから、村を救ってくれた【我々】に忠誠を誓ってくれてるんじゃない？」
彼女は確かに自分達に対してよく感謝を述べることがあった、見に覚えの有りすぎる言葉に頷くとしんぺい神は苦い顔をしながら続けた
「Aちゃんはね、親に与えて貰えなかった分の足りない愛を無意識に欲しがってたんだよ、でも…僕達も男だからね、Aちゃんに恋をする人も出てきた。彼女はその気持ちを【恋】としてじゃなく【愛】だと受け取った」
彼女は愛を知っているのに 恋を知らない
「恋は、好き…一緒にいたい。って気持ち１つ。愛は無償に与えられるものから激しい熱情まで沢山ある…でも、愛情の無いものには皆、無関心でしょ？」
Aちゃんは皆が恋心を寄せてるのは知らずに愛されてるって思い込んでた、愛されなくなった自分に残るのは虚しいほどの無関心
不必要って言葉
「彼女にとって不必要って嫌われるより怖い言葉なんだよ」
だからさ、皆が【恋心】を教えてあげたらいいんじゃないかな？
「あ、Aちゃん巡ってバトル・ロワイアルだけはやめてな？」
僕はみてるよぉ〜と神様だけが笑っていた
それならば
俺に出来ることは1つであろう
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
