18-5 : 説明 ページ41
大先生side
＿＿会議室
「今回、Aちゃんと俺は…フランツが宣戦布告を受けたことで計画を立てたんや…我々に生きて帰る為に…一瞬だけな、ぐるちゃん達が俺とAちゃんのこと切り捨てたんや…とも…思ってしもうた…やから、俺は二人で逃げ出す計画を立てたんや。誰にも知られず…もし、我々がダメなら他の国に逃げられるようにって…まぁ他の国に行く予定はAちゃんには教えんかったけど…」
城の地下水路から逃げ出したこと
その直前で城から悲鳴が聞こえたのはげどちゃんとゾムが俺達を救うために動いたこと
相変わらずめちゃくちゃな作戦やなぁ…って苦笑い出来るくらいには余裕があった
「それで、Aは何故…お前にしか心を開いていない？」
会議にいた全員…我々という組織幹部の全ての虹彩が俺に集まる
あるものは睨み付け、あるものは悲しみ
あるものは…なんてあげてたらきりがない
「心当たりは…ないことはないねんけど…Aちゃんは地下水路に行くまでは普通やった。でも…地下水路に悲鳴…フランツの姫様…俺の隔離されてる妹の悲鳴が響いて…Aちゃんは助けに行こうとした。」
ゾム曰く、城の人間は皆殺ししたというのに何故妹だけ生きとるんやろ…と疑問に思いつつも流石に血縁が生きてるだけで救い…とも思えない複雑な感情に襲われた
いっそのこと、城の奴ら全員死ねば…俺はフランツから解放されるのに…なんて…最低やろか？
「助けに行こうとした…？」
オスマンが俺の言い方に疑問符を唱えた
俺はすぐに答える
「とめた、最優先で命を狙われる可能性があったのは俺とAちゃん…本来なら時期王様と王妃やからな、まぁ犯人はゾムとげどちゃんやったからほんまは危険なんて無かったんやけど…一人で行ったところで解決しない。って、結構…あたり強く止めたんや…そっから…少しおかしくなったかもしれん」
今でも思い出す
水路を抜けたとき彼女を照らした冷たい月明かり…光をうつさずただ操られたように愛してると告げる彼女…
「大先生…Aに、なんて言ったんや？」
小麦色の金髪を怒りで震わせるコネシマ
あぁ…お前の親友で…初恋で…かけがえのない存在…なんやろ？
こんな状況なのに…俺のが優位なのが嬉しかった
「行って、Aちゃんに何ができるの？」
俺はそう言ったよ。
瞬間、会議机の向かいにいたコネシマは簡単に机を飛び越え俺の胸ぐらを掴む
ほんま勘弁してや、かなり広いでこの机
お前の身体能力は化け物か
18-6 : 幼馴染の苦悩→←18-4 : 出会った頃のように
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夜空音 - MAGAさん» コメントありがとうございます！いえいえ、そんなに誉めてもらえるほどの物ではないですよ…けれど、そうやって応援してもらえると頑張ろうと思えます。今後ともよろしくお願いいたします (2017年4月9日 1時) (
レス) id: d75dbfea0a (このIDを非表示/違反報告)
MAGA(プロフ) - 貴方様の小説…とても好きです。雰囲気、内容、設定。そして表現の仕方…どれもが素敵です。今までコメントを送る勇気が無かったのですが、かなり前から見させていただいてました。これからも続き楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2017年4月7日 0時) (レス) id: 3a4970e686 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 5‐8さん» ありがとうございます！！魅力的だと言って貰えてとても嬉しいです…！一気に読んで疲れるような文章になっていたら申し訳ないです(・・;)まだまだこの話は続きますので、今後も楽しく読んでもらえるように頑張ります！応援ありがとうございます (2017年3月26日 22時) (レス) id: bfc721df53 (このIDを非表示/違反報告)
5‐8(プロフ) - とても面白く一気に読んでしまいました…それぞれの心情と行動全てが魅力的で、とても素晴らし小説に出会え感動しております…これからも応援しております！更新頑張って下さい！ (2017年3月25日 5時) (レス) id: a6f76012a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 美桜さん» コメントありがとうございます。以下に人間性、現実、理想、そして個人の心をいかせるか頑張って書いているのでなかなか完結しませんが、 これからもよろしくお願いいたします (2017年3月20日 22時) (レス) id: bfc721df53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年2月19日 9時
