0-2 : 私と幼馴染 �� ページ43
響く銃声、背中に感じた強い痛み
冷たくて硬い床の感覚…
目の前には母の苦しそうな顔
『おかあ…さん…？』
母は私を庇って身体中に銃弾を受けました
私に覆い被さるような形で
私の体に…生暖かい赤色がつたいます
『A…逃げ…よう』
『お母さん怪我…が』
『怪…我させちゃったわね…』
『私は…へーきだよ』
『ごめん…ね…愛し…て…いるわ…』
『お母さん…？』
『私の…たいせ…つ』
ドサッ
次第に冷たくなる母を受け入れられなかった
母の体は無理矢理私から引きはがされました
部屋に乗り込んできた人達が私をみて
笑いました
誰かに腕を無理矢理捕まれて立たされます
そして…他の誰かは母の亡骸を笑いながら
『女一人が何かできると思うなよ』
蹴りました。それを見たとたんに
私に今まで止まっていた感情が溢れて
『やめてっ！離してっ！！お母さんっ！！』
『…っ！！いやぁぁぁぁぁぁぁ！！』
叫びました
父も母も死んだ。私は一人ぼっち
誰だか知らない人間が
私をみて笑う
殺せ…殺す…殺さなきゃ…
その時のことは殆ど覚えていません
気づいたら大親友が血で生臭くなっている私を抱きしめて
『ごめんな…もっとはよ気付いてやれば』
そう言っているのです
そのあと私はこねちゃんの家に身を寄せました
暫くしたら田舎から祖父母が迎えに来てくれる
そう言われただただ日々を過ごしました
『なぁA…俺、軍人になろうと思うんや』
『なんで…？』
『お前を守るため』
本当は止めたかった。でも何も言わなかった
祖父母が迎えに来る前に私はある仕事をしていました。
水商売…私はまだ子供だったから完全に体を売りはしてないですが
勿論、自分の意思では無かったです
『Aちゃん。私達レジスタンスの為に…ね？』
幼い私は…既に復讐に奔走していたのです
『俺達はお前を助けただろ？恩返しだと思え』
母が死んだ日、私を助けてくれたのは町の民間義勇軍。そのリーダーがこねちゃんの父でした
手に入れた軍部の情報をレジスタンスに手渡し。皆の為に…敵討ちのために…必死に頑張っていました
そしてある日…私は人を殺しました
こねちゃんと散歩をしていた時です
その人は無理矢理私達を路地裏に引きずり込み
義勇軍の人間には何をしてもいい
なんていいながら体を触って来ました
私は…何を思ったのか咄嗟にナイフでその人間を切り裂いていました
『こねちゃ…ん…』
私は…震えながら…笑って人を殺しました
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花風雪(プロフ) - るーかさん» はい！はいはい！ (2019年11月24日 14時) (
レス) id: e781858e49 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 5-4のひとらんとの会話が好きな奴はいるか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 16b4bf2d84 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - ひすいさん» 指摘、ありがとうございます。なるべく日本語を大切にして文章組んでいるのにまさかのミスでした(;´д｀) (2017年1月25日 23時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 初めまして 初めてコメントをするのに内容があれなのですが4‐4の大統領の字が間違っているところがありましたのでご報告させていただきます (2017年1月25日 22時) (レス) id: 72a35cd0c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - メルカさん» コメントありがとうございます！過去編長くなりそうです…(;´д｀)読みやすさ重視できててよかったです！ (2017年1月23日 13時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年1月15日 2時
