7-4 : 覚悟を決めて ページ41
Aside
心なしか空気が重い会議室
座り心地が程よいはずの椅子は何故か固く感じ
心もどんよりと重い
『大丈夫やって！なんかあっても俺はお前のみかたや！』
会議室にくる前にこねちゃんがそう私に声をかけてくれた。
そう…そうだよね…私ばっかりこんな深刻な顔しても…ダメだよね！うん大丈夫
「それでは、少し昔のお話といこうか？」
総統が全員集まったのを確認し口を開く
いつもは殆ど顔を見せることない軍曹さんやエーミール教授。ロボロとお神までいる
「A。自分の過去に何があったのか教えてほしい」
覚悟は…できてる…できてるんだけど
「…ぁ…の……」
声がでない
トラウマが蘇る
言いたくない。出来れば…言いたくない
たいした過去では無いからこそ
こんなことで怯える自分が情けなくて
いつまでたっても強くなれない
『Aちゃん。私達レジスタンスの為に…ね？』
誰かの為に
『俺達はお前を助けただろ？恩返しだと思え』
人を殺すのが…誰かの為だったの？
「っ…やだ……こねちゃん…助けて…」
また…無意識にこねちゃんに助けを求める
あの日からの癖なのだ
何かあると手を伸ばす
そこにいてくれる誰かの温もりを求めて
「…大丈夫やA…お前はほんまに頑張ってきたんやから…誰もお前を軽蔑せぇへんよ」
隣の席にいたこねちゃんに頭を撫でられる
「それになA、今お前の回りにいるのは。変人の集まりや！皆が皆…綺麗な奴らや無い」
「ゴホンッ…コネシマ君。少し黙ろうか？」
トントンの咳払いにびくりと体を震わせるこねちゃん…よかった…いつも通りだよね
「そういうことだA、なんだか…怖がらせてしまったみたいだな。」
「いえ…そんなことはないです」
「自分の過去の話をするのは…辛いかもしれない。だが、お前のトラウマを知っておいた方が今後、お前に無理をさせることがなくなる…はずだ。それに…仲間のことは…本人の口から聞きたい…信頼の証しとして」
「信頼の…証…」
「お前を信じていない訳ではない。だが…話をしてくれないと…何だか…信じてもらえていないような気がしてな」
ばつが悪そうに笑う総統。彼は最近…困った顔をしすぎだと…思う
「総統、私は皆さんを信じています…なので」
私の昔話を聞いてください
覚悟を決めて口を開いた
＿＿＿
実は過去編終わってからが本番なんすよこの話
本当、無駄に長編になる予定です
乙女ゲーみたいな匂いしますね
(乙女ゲーしたことないけど)
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花風雪(プロフ) - るーかさん» はい！はいはい！ (2019年11月24日 14時) (
レス) id: e781858e49 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 5-4のひとらんとの会話が好きな奴はいるか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 16b4bf2d84 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - ひすいさん» 指摘、ありがとうございます。なるべく日本語を大切にして文章組んでいるのにまさかのミスでした(;´д｀) (2017年1月25日 23時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 初めまして 初めてコメントをするのに内容があれなのですが4‐4の大統領の字が間違っているところがありましたのでご報告させていただきます (2017年1月25日 22時) (レス) id: 72a35cd0c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - メルカさん» コメントありがとうございます！過去編長くなりそうです…(;´д｀)読みやすさ重視できててよかったです！ (2017年1月23日 13時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年1月15日 2時
