6-1 : 外交のお誘い ページ28
Aside
久しぶりに食堂に全員が集まっていた
何をするのかを聞かされたものはいない
「先の戦争。ご苦労であった。隣国は政治のトップを変えて今までよりも他国との外交を優先にしている。丁度、感謝状が届いた所だ」
そう言い総統は皆に見えるように手紙を見せた
「仕事も落ち着いたしな。ということで我々から数名、彼方の国のパーティーに行かせようと思う」
外交が嫌いな前線の人達があからさまに嫌そうな顔をする
「オスマンと…もう１人…女性のがいいだろうということでAが候補に上がっているのだが」
「「ダメに決まっとるやろ！！！」」
ガチャンッという音がするくらいに盛大に机に手をおいて止めに入る…ゾムとこねちゃん
「え？？なんでダメなの？」
思わずキョトンとする私
「A…お前はアホか？」
「こねちゃんに言われたくないよ」
「いやアホやろ」
「ゾムまでっ！？」
なんで私こんなアホ扱いされてんの？なんで？
「わかるやろ？いくら友好的やとしても！相手はついこの間戦争をした所やぞ！！そないな所に俺の親友をつれていかれへんわ！」
「俺もや！危険やろ！なA？」
「うぇ？ん？…たぶん大丈夫…多少なら戦えるし…痛い痛い！こねちゃん痛いって！」
こねちゃんが痛いほど私の手を握る
いやどんな怪力なの？？痛いから！ほんと！
「ええんか…戦えるのバラして…」
「いや…隠してないし」
心配そうに見つめえきた親友…お前は保護者か
「Aちゃん俺と一緒に外交へ行くめう！」
「あっ！こらオスマン！！」
こねちゃんが握りしめていた手をどうやったのかわからないほど自然にほどいて私の手をとりダンスの体制をするオスマンさん
片手を握られもう片方の腕で体を支えられる
「顔真っ赤…かわいいね」
「っ！！」
柔らかで自然なエスコート。耳元で囁かれる甘い言葉…漂う甘い匂い…頭が…クラクラする
自分でもわかるほど顔に熱があるのがわかる
「俺と踊りましょう…お姫様」
決して強くない力に引かれて歩いてしまう
少し広い所でオスマンさんが軽いステップを踏めばつられて私もくるくると踊っていた
「そうそう、上手やで」
最後に軽々と体を持ち上げられてしまう
匂いと恥ずかしさで脳が働かない…
ポカンとする回りをよそに総統だけが満足そうに
「上出来やな。オスマン、外交の日までAの世話を頼むゾ」
「仲良くしようなAちゃん」
柔らかく微笑まれるとなにも言えなくなる
なるほどこれが外交の本気か…
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花風雪(プロフ) - るーかさん» はい！はいはい！ (2019年11月24日 14時) (
レス) id: e781858e49 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 5-4のひとらんとの会話が好きな奴はいるか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 16b4bf2d84 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - ひすいさん» 指摘、ありがとうございます。なるべく日本語を大切にして文章組んでいるのにまさかのミスでした(;´д｀) (2017年1月25日 23時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 初めまして 初めてコメントをするのに内容があれなのですが4‐4の大統領の字が間違っているところがありましたのでご報告させていただきます (2017年1月25日 22時) (レス) id: 72a35cd0c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - メルカさん» コメントありがとうございます！過去編長くなりそうです…(;´д｀)読みやすさ重視できててよかったです！ (2017年1月23日 13時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年1月15日 2時
