5-4 : やすらぎ ページ27
Aside
沢山の書類を整理しているとだんだん目が疲れ始める
ひとらんはずっと手伝ってくれてるし
正直申し訳ない
「ひとらん…訓練とかいいの？」
「あ〜まぁ…」
数時間話しただけでひとらんとも随分と打ち解けた
彼は自分で農業をするくらい植物や動物が好き
昔は戦争をする極東の国に暮らしていたこと
戦争は嫌いだけど皆といるのは好きなこと
なんだかとても落ち着いた雰囲気を持っていてこっちまで心が穏やかになる
「今度私も農業してみたいかも」
「まじでっ！しようしよう！らんらん作りの野菜で美味しいものも食べよう！」
「いいねぇ！」
「よかったぁAが穏やかな人で。ここの奴らまじで頭おかしいやつらばっかりでさぁ」
「それ、総統に聞かれたら怒られそう」
「それな！それだけで怒るとかさ！耐えられねぇんだよぉ」
「ね！あとあと！トントンがたまにみせるめっちゃ冷たい態度とかね！」
「わかるわぁ…落ち着かねぇもん」
二人でいつもの愚痴(？)を言い合いながら仕事を進めると増えたぶんの仕事は余裕で消化される。しかしまぁよくもこんなに資料が沸いてでるよね。
国として正式に認められて長くないからね
ちかたないね
ぐぅ〜
とタイミングよく二人のお腹が不満を訴える
思わず目を合わせて笑ってしまう
「うそだろタイミングバッチリ」
「お腹すいたねぇ」
「飯食いにいくかぁ」
「そうだね行こっか」
手元にある資料をまとめて立ち上がる
ひとらんも一息ついて部屋を出る
廊下を歩きながら二人で話す
「あと少しだね…ほんと助かったよ」
「いやいや、一人でやるよりもよかっただろ？」
「うん！」
「よかったよかった。いい笑顔だね」
「えへへ…」
思わず顔が綻ぶひとらんもつられたのかにこにこと笑いかけてくれた
すっごく心が落ち着くなぁ…
なんだか最近ちゃんと笑ってなかったしね
笑顔大切！今日はよく眠れそう
「今度泣くときは俺の部屋に来ていいよ」
「その心は？」
「可愛い後輩が俺を頼ってきた。回りは嫉妬で面白い顔する」
「なにそれ面白い。嫉妬するかな？」
「するする」
「じゃあ頼るわ」
「軽いなぁもっと警戒してほしいかなぁ」
「警戒してナイフ持っていくね」
「手ぇ出したくねぇ」
思わず吹き出す
「「くだらねぇ」」
言葉が重なる
耐えられずに廊下で爆笑する二人は
なにも知らない人からみれば随分と滑稽だ
その後は二人で昼食をとったあと仕事の続きをして夕方には一緒に農業をして過ごした
ここ最近で一番心が穏やかだ
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花風雪(プロフ) - るーかさん» はい！はいはい！ (2019年11月24日 14時) (
レス) id: e781858e49 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 5-4のひとらんとの会話が好きな奴はいるか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 16b4bf2d84 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - ひすいさん» 指摘、ありがとうございます。なるべく日本語を大切にして文章組んでいるのにまさかのミスでした(;´д｀) (2017年1月25日 23時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 初めまして 初めてコメントをするのに内容があれなのですが4‐4の大統領の字が間違っているところがありましたのでご報告させていただきます (2017年1月25日 22時) (レス) id: 72a35cd0c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - メルカさん» コメントありがとうございます！過去編長くなりそうです…(;´д｀)読みやすさ重視できててよかったです！ (2017年1月23日 13時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年1月15日 2時
