4-1 : 慣れてる ページ18
Aside
数日後、戦争の話を聞いた私は準備をしていた
ゾムと買い物に行った時にナイフを買えず微妙に頼りないいつもの護身用ナイフを身につける
その他の武器は銃。
M733commandとM92Fベレッタ
お気に入りのサブマシンガンと拳銃だ
最近、武器にもさわってなかったから冷たい鉄の感じがとても落ち着く
「武器マニアって訳じゃないんだけどなぁ」
ニヤニヤしてしまう口元でもこの武器のお陰で大切な人達を守れるなんて…訓練時代思い出すなぁ…士官学校だったし…私は戦術や補佐がメインで勉強しただけだけどね
「あとは私の腕しだいかぁ…」
『ちょっといいかA？』
「トントン？いいよ」
「すまんな。入るぞ」
そういって部屋に入るトントン
なんか…箱もってるんですけど
「それなに？」
「お？部屋に持ち込まれる異物に対しての反応速度。なかなかのもんやな…と、言いたいところやけど。興味本位やろ？」
「…勘が悪くてごめんなさいね」
なんだか子供扱いを受けている気分でとても心外…
「まぁまぁ怒こるなや。ほい、やるよ」
そういってその箱を手渡される
箱を揺らしても無音…なにこれ？
不審がってる私を見越してかトントンが教えてくれた
「ナイフや。ゾムからの贈り物。欲しがってたらしいからな」
「ゾムから？」
箱をあけると傷つかないように丁寧に包装されたボウィナイフが現れる
黄緑色の石が邪魔にならない程度だけれど目立つ装飾がされている
「ボウィが欲しいって言ったの…覚えてたんだ…」
「仕入れは兄さんやけどな」
「武器商人の人？」
私がそういうとトントンはクスクスと笑ってる
「ちゃうよ、兄さんは確かに武器を沢山仕入れてくる。けど、本来は諜報員やし戦場にも立てる」
「あまり会わないから」
「しゃーないしゃーない。でも、今日の戦場は兄さんとAは同じ班や。後方支援やし、グルッペンの近くやから安全やね」
「？私は戦わないの？」
「え？」
「え？」
ゾムと同じデジャブを感じる
「護身用のナイフが欲しいっとったから…てっきり前線にはでないんやと」
「戦えるよ！こんど総統にそういっといて！」
訓練積んでるんだからそれくらい出来る
まぁ接近戦をしろなんていわれたら私の体は確実に敵により真っ赤だろう
「そうか、わかった…すまんな。女だとおもってすこしその…」
「嘗めてた？」
「いや…なんだろ…か弱いイメージ？」
「私に聞かないでよ」
「人、殺しても大丈夫なん？」
「慣れてる」
そう。慣れてる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 585人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花風雪(プロフ) - るーかさん» はい！はいはい！ (2019年11月24日 14時) (
レス) id: e781858e49 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 5-4のひとらんとの会話が好きな奴はいるか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 16b4bf2d84 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - ひすいさん» 指摘、ありがとうございます。なるべく日本語を大切にして文章組んでいるのにまさかのミスでした(;´д｀) (2017年1月25日 23時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 初めまして 初めてコメントをするのに内容があれなのですが4‐4の大統領の字が間違っているところがありましたのでご報告させていただきます (2017年1月25日 22時) (レス) id: 72a35cd0c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - メルカさん» コメントありがとうございます！過去編長くなりそうです…(;´д｀)読みやすさ重視できててよかったです！ (2017年1月23日 13時) (レス) id: 8a7ed7cf46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜空音 | 作成日時：2017年1月15日 2時
