ep9 ページ9
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道枝「青春は一瞬だからな、逃したくないよ今の1秒たりとも」
セリフを終えるとカットが入り、映像確認をする。
始まった撮影。胸が湧くと同時に、不安が大きくのしかかる。
『あら、小海さん、可愛らしい！』
「私似合ってませんよね！？キャラじゃ無さすぎて…」
んな事ない！とスタッフの人に励まされるが、したことないような制服の着方、髪を巻いて、メイクもして、、
役柄が学校一のマドンナという設定であるため、誰よりも気合いの入ったスタイリングだ、
…うん。恥ずかしい！道枝くんに見られるのも、映像に残されるのも、！！！
普段はあれほど腹出しなり、キャミソールなり、衣装で舞台に立とうとも、恥ずかしいものは恥ずかしい！
スタッフと言い合いになっていると、「わ、ほんまや」と声が後から聞こえ、振り返る。
道枝「フワッフワやな、ラデュレみたい、笑」
柔らかく微笑んだかと思うと、私の髪を指先で優しく触れた。
顔が赤くなってしまうことが怖くて、思わず少し避けてしまった、
道枝「わ、ごめん」
「あ、あ！違うのごめんなさい、」
似合わなさ過ぎて恥ずかしいと呟いて誤魔化してみる。
お願いだから、私の気持ちよ顔に出ないで、、！
道枝「めっちゃ似合ってんけど、中学の小海さんも良かったなー、」
始まりまーす！という声に、道枝は行ってしまった。
え、
いま何て？
『小海さん！スタンバイお願いします！』
こんな気持ちで、私は道枝と主役の女優さんの邪魔をしなくてはならないのか、
髪を耳にかけてから、目を閉じる。
存分に、意地悪になってやろうじゃないか。
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リム子(プロフ) - nanisho48さん» 全力嬉しいです、、！！😭ありがとうございます🥹💖 (12月4日 1時) (
レス) @page15 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
nanisho48(プロフ) - 今一番好きな小説です！大吾くんが出てきて更に面白くなる予感(*^^*)更新楽しみにしてます！ (11月23日 21時) (レス) @page14 id: b11abf2238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年10月20日 9時
