ep6 ページ6
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お店全部を貸し切られてるらしいが、
道枝の姿は無い。
きっと打ち上げには来ていないのだろう。
久しぶりに、いっぱい食べれるなんて安易な気持ちで参加した打ち上げに来た本当の理由は、道枝とあと少しだけ話したかった。
欲深い…なんて真面目な私はしょげてしまう。
隣にいた美月が、「元気なくない？ほら食べな？」と鍋の具材をよそってくれる。
「ありがとう、、」
美月「うちらはお酒飲めないんだから、食べて元とらなきゃ！」
無邪気な美月に元気付けられ、うん！なんて大きな声で私たちは部活帰りの高校生並の食い意地を見せていた。
結「まさか、Aがなにわ男子の道枝駿佑さんと同級生だとは〜、あんた全然関西感ないじゃん」
「引っ越してきただけだから、私は元々関東生まれだよ」
やっぱりモテた？！好きだった！？と質問攻めにされ、
女の子ってやっぱりこういうの好きだよね、なんて女の子らしからぬことを考えてしまう。
「無いよ。高嶺の花というか、みんなのアイドルだったし、…私なんて覚えててもらえただけでも凄いというか…」
確かに地味だったしね〜！と悪気ない言葉に、つい笑ってしまう。
今や、絶対的センターと呼ばれるほど成長した私は、確かに中学生は生粋の芋女だ。そりゃ道枝の眼中に無いわけだ。
「御手洗行ってくるね！」
食べすぎて少々苦しくなり、御手洗へ足を急ぐ。
鏡を見て少しだけ深呼吸した。
やっぱり、私って変わったなぁ、…なんてしみじみ思ってしまう。
ハンカチを手に外に出ると、横に知っている顔。
西畑「あ」
道枝の、メンバーの人！西畑大吾だ！！！何故！あ、打ち上げだからか！！！
「お疲れ様です。」
サッと横を通ろうとすると、「ねえねえ」と話しかけられ、振り返りざるおえない。
なんだ、なんだ！
西畑「みっちーのこと好きだったりしないんー？」
同級生なんやろ？とにこやかに笑う西畑大吾は、少々酔っ払っているようだ。
今日が貸切のお店で良かったと胸を撫で下ろす。
「ないですよ。そもそも道枝くんはアイドルですよ」
西畑「アイドルでも恋くらいすんで？」
「学校中のアイドルだったんです。高嶺の花だし、ましてや私なんて…」
西畑「なんで？Aちゃん可愛ええやん」
サラッと言われた言葉に少々ドキッとしてしまう。
西畑大吾恐るべし…！
「全然昔とは違うんで！」
それだけ言い残して後にした。
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リム子(プロフ) - nanisho48さん» 全力嬉しいです、、！！😭ありがとうございます🥹💖 (12月4日 1時) (
レス) @page15 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
nanisho48(プロフ) - 今一番好きな小説です！大吾くんが出てきて更に面白くなる予感(*^^*)更新楽しみにしてます！ (11月23日 21時) (レス) @page14 id: b11abf2238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年10月20日 9時
