ep4 ページ4
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デビューは華々しくニュースに取りだたされ、あっという間に4年が過ぎた。
全てが煌めいていた毎日に、目まぐるしい日々の連続。
それはもう楽しくって、ワクワクして、
何より、いつか道枝駿佑と会えるのではないかという期待は消えなくて、心のどっかで期待していた。
分かっていたことだけど、やはりなかなか共演はしなくて、気づけば4年も経っていた。
19歳にもなれば、女優の仕事も増え始め、センターの務めを着実にこなしているし、個々での活動は目立ち始めていて
なんだか、、私では無いみたいだな…なんて思う。
そんな今日は、有名な音楽番組に出るための現在待機中。
メイクさんの手が止まっていることに気づき、「どしましたか！」と問いかける。肌荒れでもしていたのだろうか、、
『本物、めっちゃ可愛いですね、！』
「えっ、ありがとうございます…！」
『今日初めてお会いして、感激してます、、』
こんなことを言われる日が来るなんて…
そして偽物がいるのだろうか、とか考えている時点で、
私はずっと変われない人間だなと改めて。
「滅相もないです…こちらこそです…！」
『自信もって欲しいです、！めちゃくちゃ可愛いんですから！垢抜け度えぐいですから！』
垢抜けという言葉にピンとくる。
そうか、私垢抜けしたのか、！！
メンバーも「Aめっちゃ変わったよね元が良かったけどね」と口々に言う。
「全然なんだけど！」
メンバーは私の方に寄ってきて、「そうだね〜、そんな謙虚なところが好き〜」と撫でくりまわされる。
同年代に可愛がられている私の気持ちにもなって欲しい。
『準備お願いしまーす！』
スタッフの声に立ち上がって、8人と共に廊下へ。
未だに緊張するが、それでもセンターを任されてる限り、全力でやりきるプロ意識が必要だと深く胸を押さえる。
廊下を歩いて舞台袖に向かう時だった。
前から同じく7人組のアイドルが歩いてくる。
分かっていた、どこかで出会うこと、すれ違ってしまう可能性も、
それでも、あの瞳に一瞬でも私がうつると思うだけで何よりも胸が高鳴って、
思わず立ち止まる。
『あれ、小海さん？…やんな？？』』
苦しく、息が浅くなって、
また、見つけてくれたと、嬉しさのあまり、
まさか運命？と勘違いしたくなる彼は
世界で一番素敵な、私のアイドル。
「道枝くん、」
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リム子(プロフ) - nanisho48さん» 全力嬉しいです、、！！😭ありがとうございます🥹💖 (12月4日 1時) (
レス) @page15 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
nanisho48(プロフ) - 今一番好きな小説です！大吾くんが出てきて更に面白くなる予感(*^^*)更新楽しみにしてます！ (11月23日 21時) (レス) @page14 id: b11abf2238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年10月20日 9時
