ep21 ページ21
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関係者入口から入り、挨拶だけ交わしにいく。
道枝「っ、来てくれたんや、！」
廊下から駆け寄ってきた大型犬に、私は驚きながらも心が浮いた。
あんなに遠くにいた人が、笑顔で駆け寄ってくるこのシーンは私の中で映画に出もしたいくらいの感動でもある。
「これ、差し入れです、つまらないものだけど、、」
道枝「お、栄養ドリンク？？ありがとう！小海さんらしい笑笑 」
どういう意味よ！と軽く肩を叩くとイタズラした子供のように笑った。
西畑「あれ？？Aちゃんやー！来てくれたんー！」
抱きつく勢いで走ってきた西畑を目の前で割って入り止める道枝。
「ど、どうも」
ニヤニヤした顔に、考えていることが筒抜けだ。
道枝をすきだと恐らく、いや確実にバレているので大変だ。
西畑「カッコイイ俺ら見たら、惚れるんちゃう？」
「は、は！？」
西畑「俺のことは好きになってくれてええよ？？」
道枝「何言っ、」
西畑「あでも、Aちゃんは、」
「あー！」
リハ！リハだよ！と西畑の背中を押し受け流す。
こんなんじゃ、一瞬でバレてしまう。西畑は警戒せねば。
道枝「…」
「どしたの？」
道枝「いや、なんも」
一瞬何を考えているのか分からない顔をしていたが、元の道枝に戻り柔らかく微笑む。
「頑張ってね」
道枝「うん、俺を、見ててな」
「も、もちろん」
伸びた細い腕と手が、私の頭を優しく撫でた。
じゃ！と振り返らずに走り去っていく道枝駿佑。
「わ、、むり、、！」
しゃがみこみ唸る。
心臓が、持たないかもしれない
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リム子(プロフ) - nanisho48さん» 全力嬉しいです、、！！😭ありがとうございます🥹💖 (12月4日 1時) (
レス) @page15 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
nanisho48(プロフ) - 今一番好きな小説です！大吾くんが出てきて更に面白くなる予感(*^^*)更新楽しみにしてます！ (11月23日 21時) (レス) @page14 id: b11abf2238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年10月20日 9時
