ep10 ページ10
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「…え？」
長尾「何頼むー？おれ生姜焼きにしよかなーー」
私は何故長尾謙杜と定食屋にいるんだ。
これこそ、バレたらやばいじゃん！！！！
「身バレします！帰りましょう！？」
長尾「大丈夫、事務所の人しか来れん食堂やから」
確かに乃木坂の路地裏で、看板もないお店に来たが…え、抜かりなさすぎない？ジャニーズ事務所すごい、完敗ですよ、！
長尾「はよ決めや」
「…唐揚げ定食で」
長尾「でぶやな」
なんでそうなるのよ！とすかさず声を出すと、口を塞がれる。
うるさい。なんて言われてしまった。なんで？言わせたのそっちだよ？
「道枝さんから、、なんて聞いてるんすか」
長尾「んー？言わへん」
「聞いちゃってますねこれ」
あぁ、、なんてことだ…頭が痛くなる。全ては正統派な女子でありたかった私の夢は儚く散った。
なにわ男子に軽い女と見られてしまう。
長尾「みっちーがまさかなあ」
「いや、ほんとに、なんの風の吹き回しですか。」
もっと真面目なはず。と水を1口飲むと、「色々あんねん」と長尾も小さく息を吐いた。
「道枝さんとはもう会いません」
長尾「えー？なんで？」
「こんなの間違ってますから」
長尾「ええんちゃう？お互いが良ければ。こんなんしてるの皆やで」
「えっ、長尾さんも？」
いや俺は、忙しいし…なんて頭を搔く。何も無いことが恥ずかしいようにゴニョニョしている。
可愛くておもわずふはっと笑う。
長尾「なに、かっこ悪い？」
「ううん、真面目ですもんね、長尾さんも。」
ファンも安心だねー、と前に出された定食を1枚写真撮る。
「あっ！これだめか！」
つい癖で！と消すと、「ええよ別に」と軽い回答。
「だめだよ、一応ね？」
長尾「ふーん、…よし！食べよか！」
そこで食べた唐揚げは、いつも食べるものより少ししょっぱかったけど、何だか美味しく感じた。
ついこの前まで、ドン底だったと思えないほど、美味しくご飯を最近は食べている気がする。
道枝と、もう会わないのは少しだけ寂しい気もする。
しかも、まさか長尾謙杜とご飯を食べる日が来るとは思わなかった。
それを意識すれば、なにふぁむの私が気絶をしてしまいそうで、一生懸命平気なフリをした。
長尾「連絡先教えてや」
長尾謙杜は、ひまわりのような、心を軽くする
そんな魅力を持ち合わせている。
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リム子(プロフ) - おかゆさん» ありがとうございます💖💖 (11月20日 17時) (
レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - スタンディングオベーションです大優勝 (10月19日 22時) (レス) id: cd616799f2 (このIDを非表示/違反報告)
Ange(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！次回作も楽しみにしています！ (10月18日 9時) (レス) @page50 id: b0ff7635b1 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 匿名さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥹💖💖 (10月9日 18時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 毎回、いつ更新されるんだろう！と楽しみにしながら読ませてもらっています！これからも応援してます🫶 (10月7日 14時) (レス) id: 42fe11d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年8月9日 21時
