ep9 ページ9
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目覚めは、またもや日差しの眩しさで起き上がった。
隣には誰もいない。
LINEを開くと、道枝から、「仕事に行くから、好きな時間に出てええで、鍵はオートロックやから。」なんて来ていた。
そして最後に、
道枝駿佑風邪ひかんように。冷蔵庫にジンジャーレモン水あるから飲んでな
…待ってくれよ、優しいがすぎるて…
昨日のことを思い出すと、顔に熱がじわじわと沸き上がる。
道枝は確実に囁いた
" 『好き』 "
まさかの言葉に耳を疑ったが、答えを求めるようではなかったので黙ったままでいた。
着ていいよと言われたスウェットと黒のスラックスを履く。
あら不思議、道枝は足が細いのね！むかつく！
道枝に惹かれてないは、さすがに嘘だ。
推しのグループなわけで、デビュー前から追ってるわけで、
そんなの、、仕方なくね、？
自問自答しながら、支度を済ませていると、急にインターホンが鳴る。
ギョッとして、カメラを見に行くと、帽子を深く被る男性1名。
誰だか分からないが何かを言ってるようなので、ボタンを押すと声が聞こえた。
？『開けてやーーー、今日オフなんやろーーー』
道枝は仕事だぞ！？と心で叫ぶが言葉には出来ない。
？『とりま開けんでー』
「えっ」
ガチャっと開かれたドアから入ってきた男性は、メガネの奥だ目を丸くして立ち尽くす。
私も同じように立ち尽くしてしまう。どれくらい見つめあっただろう、、、にらめっこなら引き分けだ。
？『誰？』
「こっちのセリフ！！！！」
道枝に連絡します！と叫ぶと、スタスタ近づいてきて、マスクをパッと外して、電話を掴んだわたしの手を制止した。
「え、え、ええええ、！」
長尾「もしかして、この前クラブで会ったって子？笑」
みっちーに話聞いたわ！！！！と明るく笑う無邪気な彼は、長尾謙社で間違いない。
「な、なんでえっと、」
パニックを起こす前に過呼吸になりそうだ。
最近、私は幸せ者の度を越している。
長尾「みっちーは？」
「仕事！」
長尾「みっちーの服…」
ぐあ！痛いところ突かれた！と私は顔を両手で隠す。
とにかくなにわ男子に嫌われたくない！！！これに限るのだ！！！
「本当に写真とか持ってないですし、わたし本当に会いたくなかったし、絶対絶対このことは忘れますから！！！」
必死の言い訳をニヤニヤと聞く長尾…不覚にもイケメンだ。
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リム子(プロフ) - おかゆさん» ありがとうございます💖💖 (11月20日 17時) (
レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - スタンディングオベーションです大優勝 (10月19日 22時) (レス) id: cd616799f2 (このIDを非表示/違反報告)
Ange(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！次回作も楽しみにしています！ (10月18日 9時) (レス) @page50 id: b0ff7635b1 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 匿名さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥹💖💖 (10月9日 18時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 毎回、いつ更新されるんだろう！と楽しみにしながら読ませてもらっています！これからも応援してます🫶 (10月7日 14時) (レス) id: 42fe11d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年8月9日 21時
