ep47 ページ47
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大きな瞳が揺れて、開く瞳孔。
靴を脱いで道枝の手を取り中まで強引に連れていく。
道枝「ちょ、まって、」
「待てないよ、」
道枝「分かった、話すから、聞いて」
「また私を拒否するのなら、聞かない！」
初めて出したような大きな声は少し裏返ってしまい、恥ずかしさのあまり顔も熱くなっていく。
道枝「Aちゃん、拒否なんかせえへんから、落ち着いて？」
優しい声に、やっと落ち着く。
そうなら最初から言ってよ、パニック起こしそうだったよ。
道枝「Aちゃん、むしろ俺の話ちゃんと聞いてくれへん？」
私の両手をギュッと握る。
「いい？」と顔をのぞき込まれ、照れのあまり頷くことしか出来ない。
道枝「長尾がAちゃんの為に、殴ったて聞いて、俺にはその発想が無かったから、長尾の方がいいんかなって思った。」
ごめん、と小さな声で謝る道枝を抱きしめたいが、まだ私のターンじゃ無さそうだ。
道枝「けど、やっぱり好きやねん、ずっと。出会った時から1秒たりともAちゃんのこと考えない日は無いし、ロケに行けば、ここにAちゃん連れてきたいわー、これ一緒に食べたいわーって。」
「わぁ、、私のことが大好きだね？？」
自分で言わんといて？と笑う道枝につられ、私も笑う。
道枝「全部可愛い、全部愛おしいから、ハッキリさせるのも怖くて。傷つけることがあるかもしれへんし、寂しい想いは絶対させるから、」
「乗り越えるかどうかは、私が決めることだよ、大丈夫」
道枝「そう…やな、」
シンとした部屋は、私のターンということ。
よし、ドローしちゃいましょう。
「寝顔も、言葉も、仕草も、行動も、全部好き、この毛穴1つもこぼさず好き」
道枝「え、毛穴？笑」
「うん。何よりあの時、連れ出してくれたから。一緒にお店から逃げてくれたから、もうあの時から私は引き返せない程に恋しると思う。」
道枝「歌の歌詞か、何か…」
「やだ！ばれたの！？」
うそやんと微笑む道枝の顔に、スっと近付く。
背伸びをして、やっと距離が近くなるあと数センチ。
「これからも一緒にいて、ずっと愛してよ」
道枝「Aちゃんと出会って世界変わりすぎたかも…」
宜しくお願いします。の一言で、距離はゼロセンチになった。
いつもよりもだいぶ大人な口付けに、この先も絶対忘れられない日だと道枝を強く感じたPM24:03
外は思ったよりも明るかった。
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リム子(プロフ) - おかゆさん» ありがとうございます💖💖 (11月20日 17時) (
レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - スタンディングオベーションです大優勝 (10月19日 22時) (レス) id: cd616799f2 (このIDを非表示/違反報告)
Ange(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！次回作も楽しみにしています！ (10月18日 9時) (レス) @page50 id: b0ff7635b1 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 匿名さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥹💖💖 (10月9日 18時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 毎回、いつ更新されるんだろう！と楽しみにしながら読ませてもらっています！これからも応援してます🫶 (10月7日 14時) (レス) id: 42fe11d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年8月9日 21時
