ep41 ページ41
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テーブルを挟み、長尾がしょんぼりと座る。
家に(夏希の)いるのは、私と長尾と大西流星だ。
あの後すぐに呼び出した。
まさかそんなことになっていたなんて、知らなかった。
「なんで、！人は殴ってはいけません！ニュースになったらどうするの！」
長尾「Aちゃんもそれぇー？」
「はっ！なに！」
大西「落ち着いて！謙杜もマネにこっぴどく怒られたから分かってるって話やろ？？」
2人ともかっかしすぎと、笑いを堪えながら怒るりゅちぇ。
なんで笑ってんのさ！！
「私のことは放っといて！」
長尾「彼氏いるって嘘ついたんはそっちやで」
うわ！可愛い顔して痛いとこつく！！
何も言い返せないじゃない！！！
大西「それは…せやなぁ？笑」
「で、でも、関係ないし…」
長尾「りゅちぇ、、一旦二人で話ししてもいい？」
大西「分かった、謙杜は明日リハあるんやからはよ帰ってな？」
りゅちぇの忠告にしっかりと返事をして見送る。
「な、に、言い訳は…」
長尾「俺が、なんで殴ったか分かる？」
分からないよ、分かるわけない。
私の知らないところで繰り広げられた事は、ますます想像がつかない。
長尾「Aちゃんのことが好きやから、むかついた。こいつは浮気したくせに、Aちゃんの心に深く残ってて、まして別れたあともこうして苦しめて、腹たった」
「…ごめん、、考え無しに人を殴るなんて思ってない、ただ、ここまでされる理由が分からないし、申し訳なかったの、」
長尾「なにが？申し訳ないって何？」
「綺麗な顔に傷をつけさせたの、本当にごめんなさい」
立ち上がって深く頭を下げる。
私は許されないことをしてしまった。彼はアイドルなのに。
長尾「…じゃぁ、俺と付き合ってくれる？」
「え？」
長尾「反省してるんやったら、お詫びに俺の事好きになって」
「それは、…」
俺は！と大きく口を開けた時、長尾の傷が痛んだのか、「いたっ」と軽く抑える。
「わ、大丈夫！？」
駆け寄って顔を覗く。
ごめんなさい、とみるみるうちに涙が溜まってしまう。
長尾「泣かんといてよ、別に大したことないし笑」
優しく頭を撫でられると、ポロッと流れていく涙。
長尾「なら、側にいてよ、」
深く瞳を閉じて、覚悟を決めた。
「うん、そばにいるよ」
積み上げていた物が崩れた音がした。
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リム子(プロフ) - おかゆさん» ありがとうございます💖💖 (11月20日 17時) (
レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - スタンディングオベーションです大優勝 (10月19日 22時) (レス) id: cd616799f2 (このIDを非表示/違反報告)
Ange(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！次回作も楽しみにしています！ (10月18日 9時) (レス) @page50 id: b0ff7635b1 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 匿名さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥹💖💖 (10月9日 18時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 毎回、いつ更新されるんだろう！と楽しみにしながら読ませてもらっています！これからも応援してます🫶 (10月7日 14時) (レス) id: 42fe11d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年8月9日 21時
