ep37 ページ37
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ジンジンと心臓が痛む。
いつ隣のグループに私たちの存在がバレてしまうのか、不安で仕方ない。
いや、バレていいんだって！嫌われたいんだから！
…自分で支離滅裂してるの分かる。もう、わけわからん…
『Aちゃんは、どんな人が好きなの？』
経営者の人の質問に、うーん、と考える。
少なくともあなたみたいな尖った靴を履く人は違うなと思う。
「優しい穏やかな人がいいです！」
『おまえやん！』
尖り靴の経営者が指さした方は、お花屋さんだった。
『僕ですか？』
確かに穏やかそうだ。
夏「よし！なら席替えしましょ！」
わーっと席替えしたかと思うと、隣にはお花屋さん。
『どうも、』
「どもども、、」
やばい、これ同じようなタイプなんじゃないですか！
「お花が好きなんですか、？」
『はい、花とか植物好きです』
悪い人では無いということが一目瞭然なほど、お花のことだと柔らかく笑う。
「いいですね、何かを育てることができる人すごいと思います。」
『アパレルも素敵だと思います、誰かを可愛くするかっこよくするって凄いことだと』
とても優しい！好印象でしかない！
『あの、浮気されて別れたって聞いたんですけど』
「あぁ、まあ、」
『僕もなんです』
ずっと誰も信用していないような目はそれでだったのかと納得。
悲しいことが誰かに起きたと聞くと、あまりいい気分では無いな。
「お辛かったでしょう」
あ、お互いにと笑うと、彼も頬を緩ませて、「まあ」とお酒を一口。
『Aさんにいいことしか起こらないようになればいいのに』
「ええ！なんで！」
『花を褒めてくれたから』
その言葉は、何度も何度も聞いた気がする。
私の幸せを誰かがずっと願っている。
私の苦しみを代わってあげたいと傷ついてくれた、優しい人を私は知っている。
「…好きかも、」
『え？』
「え？」
思わず口にした言葉に、口を塞ぐと、それをたまたま聞いていたお調子者の不動産が大きな声を出す。
『カップル早くも成立ーーー！！！』
夏「え！」
不動産は私たちをギュッと寄せて、無理やり手を繋がせる。
『おい、お前飲み過ぎ』
「そうですよ！酔いすぎです！」
酔っ払い相手にむきにはなれない。
「夏希たすけてよー！」
私が大きな声で入口にいる夏希を読んだ時だった、
思い切り開いたふすま。
長尾「え」
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リム子(プロフ) - おかゆさん» ありがとうございます💖💖 (11月20日 17時) (
レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - スタンディングオベーションです大優勝 (10月19日 22時) (レス) id: cd616799f2 (このIDを非表示/違反報告)
Ange(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！次回作も楽しみにしています！ (10月18日 9時) (レス) @page50 id: b0ff7635b1 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 匿名さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥹💖💖 (10月9日 18時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 毎回、いつ更新されるんだろう！と楽しみにしながら読ませてもらっています！これからも応援してます🫶 (10月7日 14時) (レス) id: 42fe11d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2023年8月9日 21時
