ep45 ページ46
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良くない良くない良くない…！
かなりマズイ状況なのは、自分でも理解出来ているが、自力で立ち上がるのも一苦労するほど酔ってしまったらしい私は、逃げ帰ることも出来ない。
最悪にも終電がもうない。
西畑「Aちゃんもシャワー浴びるー？」
「は！？」
入るわけないやろがと、頭をブンブン振る。
振れば振るほど酔いが回ることくらい分かるはずなのに、私はそのままソファーへ倒れ込む。
西畑「あーあー、強い言うてたん誰やねん、笑」
私をゆっくり起き上がらせて、「ベッド行こか？」と優しく囁く。
「いやいや、え、！行かない！」
必死に抵抗するが、細い腕からどこからそんな力があるんだと思うほど、軽々私の体を拾い上げて、ベッドに向かう。
「ねえ、！」
西畑「何考えてるん？なんもせーへんって」
その言葉に信憑性が無いのは、あなたが風呂上がりで上裸だからだよ！！って言いたいところだが、あっという間にベッドに寝かされてしまう。
「帰りたいです、」
西畑「電車ないやん」
「タクシーっていう手が」
西畑「こっからどんだけかかると思ってるん？もったいな…」
ごもっともなんだけど、男の人の家に泊まるのは初めてで、不覚にもドキドキしてしまうこの胸を今すぐ捨てたい。
西畑「まあ、何が起こってもおかしくないやんなぁ、酔ってる女の子と、シラフの男…？」
本にかけるんちゃう？と不敵に笑う表情に、思わず胸が詰まる。
カッコイイを通り越して、具合が悪くなりそうだ、
「かけませんから！服！着て！」
西畑「俺、ほんま、ゲロ甘やし、一途やで。良い物件なんよ西畑。」
「物件とかじゃないです。素敵な人なのは分かってますから…！」
にらみ合いっ子のように、私たちは目を逸らさず見つめる。
逸らした方が負けのように。
タイミング良く、握っていたスマホから電話が鳴った。
画面見ると、『大橋和也』と出ていた。
私のスマホを取り上げようとする西畑をするりと交わして、電話に出る。
「もしもし！！！」
大橋『あんた、今どこおるん？』
「大吾くん家！！！終電逃してしまって！」
西畑「あっ、言うた」
沈黙の後に、低いハスキーボイスが耳元で囁いた。
大橋『……迎えいくから待っとって。』
「え！？いい！いらない！」
大橋『誰と結婚式挙げたつもりなん。』
プチッと切れた通話音から、虚しいコールが響く。
今まで1番怒っている声だった
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リム子(プロフ) - ぷりんさん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます…！🤍お優しいお気遣いもありがとうございます！🥹 (2023年2月5日 10時) (
レス) @page46 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！大橋担だからかほんとにこのお話大好きで…！！また更新楽しみにしてます！！あ、急かしてるって思ったらごめんなさい！！リム子さんのペースで頑張ってください！！！ (2023年2月3日 4時) (レス) @page46 id: b5e3e3f85d (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 夜宵依さん» とてもとてもありがとうございます😭✨️嬉しすぎるお言葉過ぎます…！！！これからも宜しくお願いします！♡ (2023年1月11日 10時) (レス) @page21 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵依 - 全作読みました！凄く面白かったです！リム子さんの言葉選びがすごく好きです……！更新楽しみにしています！ (2023年1月9日 12時) (レス) @page16 id: 0da497ae3a (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - まぁさん» まぁさんの暖かいお言葉にとても元気頂きました😭✨おかげさまで復活です！いつもご覧いただきありがとうございます🥹❤️🔥 (2023年1月6日 23時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2022年12月19日 21時
