ep15〜芽生え ページ15
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「えと…あの…そのやっぱり…！」
止めようとしても構わず、私の背中にゆっくり手を伝わせる大橋。
胸が止まりそうなくらいスピードが加速していく。
大橋「優しくしたるから、楽にしてな」
遡ること数時間前＿＿＿
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2人の新居となる家へ帰ると、既に大橋の荷物が積まれていて、ギョッとする。
本当に１ヶ月共同生活するってことなのか…？
番組の演出なだけで、帰るのだとばかり思っていた。
小さく息を吐いて、私はスタッフさんが用意した食材を言われた通りにエプロンを巻き、料理した。
1時間ほど経ったくらいで思い切りドアが開く。
大橋「ただいまー！！！！！」
「お、おかえりなさい」
丁度テーブルに並べていた料理が目に入ったのか、軽くパニックを起こしながらテーブルに噛み付くように食いつく。
大橋「え、これ全部Aちゃんが用意してくれたん？」
「えっと、まあ、」
大橋「料理得意なん？」
「いや、スタッフさんも少し手伝ってくれたし、！」
言うな言うなと怒られながらも、私は必死に料理は苦手ですと言い訳のように言葉を並べていく。
大橋が料理上手いのを知っているからこそ保険をかけたい。
別に出来ない訳でもないけど上手くないし…好きでもないし…
大橋「めっっちゃ嬉しい。はよ食べよ！！」
椅子に座って、肉じゃがを1口パクリ。
大橋「うううう」
「う、、、？」
大橋「うんまぁぁーーー！！！！」
本当に声が大きいですね！？なんて言葉も空中に散ってしまうほど、大橋の勢いが凄い。
大橋「ほんまにありがとうねぇ」
「全然。お疲れ様です、本当に」
私なんて午前中アルバイトしただけで、午後はこれしかしてない。
1文字も、まだ書けずにいる。
大橋は、私に「なぁ」とまた話しかける。
「はい？」
大橋「エプロン可愛ええなぁ、似合ってる」
げっ！と慌てて脱いで放り投げる。
大橋「なんでなん！！可愛かったやんか！」
「可愛くない！！！」
大橋「可愛い。」
言い合いなんて子どもじみたことしたくないと、私はフンっと顔ごと逸らした。
大橋「今日の俺は？どやった？」
撮影の話をしているとは思うのだけど、先程の恥ずかしさ故に、「なんのこと？」としらばっくれる。
大橋「撮影やって！見に来てくれたやん」
「あぁ、あれか」
チラッと大橋の方に目線を向けると、頬杖をついて私を見つめていた
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リム子(プロフ) - ぷりんさん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます…！🤍お優しいお気遣いもありがとうございます！🥹 (2023年2月5日 10時) (
レス) @page46 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！大橋担だからかほんとにこのお話大好きで…！！また更新楽しみにしてます！！あ、急かしてるって思ったらごめんなさい！！リム子さんのペースで頑張ってください！！！ (2023年2月3日 4時) (レス) @page46 id: b5e3e3f85d (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 夜宵依さん» とてもとてもありがとうございます😭✨️嬉しすぎるお言葉過ぎます…！！！これからも宜しくお願いします！♡ (2023年1月11日 10時) (レス) @page21 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵依 - 全作読みました！凄く面白かったです！リム子さんの言葉選びがすごく好きです……！更新楽しみにしています！ (2023年1月9日 12時) (レス) @page16 id: 0da497ae3a (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - まぁさん» まぁさんの暖かいお言葉にとても元気頂きました😭✨おかげさまで復活です！いつもご覧いただきありがとうございます🥹❤️🔥 (2023年1月6日 23時) (レス) id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム子 | 作成日時：2022年12月19日 21時
