邂逅ー[番外編・藤原丈一郎] (ページ6)

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EP6 ページ6

私はまた、読モの雑誌企画で、原宿に居た。

カフェ巡りがコンセプトであり、そこにはあの健もいた。

彫りの深いお顔が妙にパンケーキとミスマッチしていて、私はずっと笑いをこらえていた。

カメラマン「よーし、じゃあカップルみたいな感であーんしてみよ！」

はーいとお互い近づき、私はパンケーキを健の口元へ軽く運ぶ。

健「こ、これはやばいっすね！！！笑」

いや、ガチ照れすんなよ！！

私はあははーと愛想笑いをして、撮影に集中した。

なにより、こういうことを外でしたかった。

藤原丈一郎と。。

だって絶対やめろって言いながらパンケーキ食べてくれる所とか想像しただけで、私わいてしんじゃう！！！

しかもしかも余裕そうに美味しいやんとか言いながらほんとはガチ照れしてるんでしょ、、すきだー！！！

私は想像しただけで顔がほんのり赤くなってきてしまった。

カメラマン「メイちゃん照れてる！かわいい！！」

カメラのシャッター音が一気に押される。

いやいや！丈に照れたんだけどね！？

撮影が終わると、健が私の所へ来た。

健「近くにテラスのカフェあるんですけどメイクさんとかも行くんで一緒に行きません？」

「いいよ^^」

ここで断ったら、メイクさんたちへの好感度はあがらない。仲良くなれば、これから先の仕事に繋がるかもしれない。

行くしかないか、、

そのカフェに向かうと、芸能人がよく、利用する場所らしく、そういった類いの関係者たちがいるので、一般客はいないようだった。

「素敵なカフェですね♡」

みんなと同じラテを頼む。
しかし、1つ誤算だったのは、私の目の前に健が座っていて、キラキラ私を見つめている。

なんだよ！！！！

健「俺、メイさんすっごいタイプなんですよね！！」

メイクさんたちもいきなりでびっくりしている。

何を言うんだ！？

「あ、ありがとうございます♡」

可もなく不可もなく、、、私は笑顔を向けた

メイクさん「つきあっちゃいなよ！お似合いだよ！」

「え」

健「好きな人とかいますか？」

…！いる、、いるけど、、言えないよ、、

「いないですそんな！^^」

カランと何人かが来店した音が聞こえた。

健「ほんとですか！！」

何となく視線を逸らす。

逸らした先に、

「！？」

大橋「えー！なになに！？なんでおるんー？！笑」

丈「好きな人」

健「？」

丈「おるよなあ？^^」