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〜kwmr side〜
テレビの撮影を終えて
みんなでバラバラとオフィスへ戻る。
今日はこの後、少し動画の撮影がある。
「お疲れ様でーす。」
僕は須貝さんと共にオフィスに戻った。
振り返って、お疲れ様ですと出迎えてくれる
Aさんの隣には見慣れない姿。
「何度も面倒だと思うから、
こうちゃんと山本が戻ってきたら
改めて自己紹介してもらおうと思って。」
伊沢が僕らの方にそうアナウンスすると
その人もこちらを向いて軽く会釈をしている。
すぐにパソコンの画面の方に向き直って作業を再開した。
荷物を置いたり、パソコンを開いたりしていると
こうちゃんと山本と乾も一緒に帰ってきた。
「よっしゃ、じゃあ松田さん。ご挨拶を。
適当にその辺の人集まってー。」
伊沢が周りに声をかけて彼に注目が集まる。
「松田淳貴です。よろしくお願いします。」
「俺と同い年らしいので、同世代、仲良くしましょう。」
松田さん、というスーツでかっちり決めている彼。
またぺこりとお辞儀をするとすぐにパソコン画面に向き合った。
彼の存在は気になりつつも、
ここで話しかけに行くのは別の人の役割なので、
僕は自席で少し作業をすることに。
「渡辺です。席隣、よろしくお願いします。」
こうちゃんはよそいきの挨拶をしている。
他のメンバーもちらほら自己紹介。
「Aさん。
これ終わったので、今日は帰ります。」
「あ、さすが、早いですね。
ありがとうございます。
今日はバタバタ本当にすみません。」
「失礼します。」
松田さんは、デスク周りを少し整えると、
周りに挨拶をしてそそくさとオフィスを後にした。
僕も小さめにお疲れーと声を飛ばした。
彼が帰ってほどなくふくらが隣にやってきて
次の動画の打ち合わせをする。
メインで1本、サブで1本。
「Aさん、昼飯食ってないんですよね？
おにぎりあげます。」
「え？そんな、ごめんね。お金払うよ。」
「いいんっすよ。」
乾がAさんに無理矢理おにぎりを押し付けて
松田さんの席に座っておにぎりを食べ出した。
「Aさん、先輩なんですから
もっとがつんといかないと。」
「え？何のこと？」
「ま、Aさんにがつんとは無理か。」
何故、打ち合わせ中の僕が2人の会話を聞いているかというと
打ち合わせ相手の視線がそちらの方に向いていて
僕の話が全く耳に入っていないからである。
「ふくら、そろそろいい？」
「ああ、ごめん。」
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琥珀(プロフ) - ユメさん» このシリーズ初めてのコメントがユメさんで、最後もコメントくださって本当に嬉しいです！何とか2人を幸せのスタートラインに立たせれました！そうなんです！首を触る癖めちゃくちゃいいんですよね〜最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！ (12月16日 21時) (
レス) id: 5ab7100f31 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - fkrさんの首に手を当てて話すクセ、魅力的ですよね(完結おめでとうございます！ 最後までてえてえたっぷりで大満足です！) (12月16日 16時) (レス) @page42 id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年9月17日 23時
