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〜fkr side〜
お昼ご飯を食べ終え、会計を済ませ店を出た。
「そしたら、水族館行きますか。」
「はい！」
次は、道を間違えないように、
スマホのマップを開いて目的地を入力する。
「一緒に、ナビ見といてもらっていい？」
「あ、はい。私が見てもあんまり変わらない気もしますが。」
マップの通りしばらく進んでいると
道に水族館への看板があることに彼女が気づく。
「あと、500mって書いてあります！」
進む方向を指をさしながら、少し歩くスピードが上がった。
「じゃあもうナビはいらないね。」
スマホをポケットにしまって
彼女に置いていかれないように
自分も歩くスピードを早める。
少し歩くと見えてくる水族館の入り口。
「あそこですね。」
「へー、きれいなとこだね。」
水族館の名前が刻まれた場所の前で立ち止まる。
「写真撮ろうよ。」
スマホをポケットから取り出してインカメを起動する。
少し離れていた彼女を近くに呼び寄せて
同じ画面の中に入る。
画面の中の彼女は少し緊張しているように見えて
前髪を触って直している。
「いい？」
「はい。」
シャッターを押す瞬間、にこっと笑った顔。
数枚撮って、一緒に確認する。
「めっちゃいいね。」
「建物自体も新しくて、めっちゃお洒落ですもんね。」
自分は2人のツーショットの方を思って口に出したけど
彼女は水族館の方に興味がいっているようだった。
入館料を支払って、早速中へ入る。
薄暗い中、順路に沿ってまわりながら、
時折、思い出す雑学を彼女に披露する。
その度に彼女は「へー！」と感心してくれて、
雑学から気になったことを質問して話を広げてくれた。
まだ知らない知識もたくさんあって
自分のものにしようと、
ふむふむと頭の中に残していった。
途中、休憩を挟むために売店に寄って、
ソフトクリームが食べたくなった。
「食べる？ソフトクリーム。」
「いえ、まだちょっとお腹いっぱいです。」
苦笑いする彼女。
確かにランチはたくさん食べたもんな。
結局1つだけ買って、椅子に座った。
一口食べると、冷たさと甘さが口に広がる。
「おいし。」
「美味しそうに食べますね。」
「もう、半分くらい回ったかな？」
「そうですね。
全部見たらイルカショーの時間になりますかね？」
俺がソフトクリームを食べ切って休憩を終えると、
再び順路に戻って、2人並んで歩きだした。
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琥珀(プロフ) - ユメさん» このシリーズ初めてのコメントがユメさんで、最後もコメントくださって本当に嬉しいです！何とか2人を幸せのスタートラインに立たせれました！そうなんです！首を触る癖めちゃくちゃいいんですよね〜最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！ (12月16日 21時) (
レス) id: 5ab7100f31 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - fkrさんの首に手を当てて話すクセ、魅力的ですよね(完結おめでとうございます！ 最後までてえてえたっぷりで大満足です！) (12月16日 16時) (レス) @page42 id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年9月17日 23時
