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〜you side〜


これは、所謂「告白」というやつなのだろうか。
はっきりふくらさんの口から「好き」という言葉が出てきて
私はどう喋ったらいいのか分からなくなった。


「ありがとうございます。」も変だし、
「そうなんですね。」も何かおかしい。
きっと自分がふくらさんのことをどう思っているかを
話したらよかったのだとは思うけど、
そんなのまだ整理し切れてなくて
とてもじゃないけど、言語化できなかった。


ふくらさんのことを恋愛対象として好きかどうかは、
正直分からない。
けど、「好き」と言われて嬉しかったし、
次のデートを楽しみに期待しているし、
この前乾くんに言われた流れに身を任せても
全然不安な気持ちはないなと思う。



家に着いて、就寝の準備をするが、
半分上の空で頭の中ではさっきのシーンが
ぐるぐる回っていた。


お風呂から上がると、ふくらさんからメッセージが
届いていた。


「今日はありがとう。
 ゆっくり休んでね。おやすみ。」


というか、明日からどんな顔して
オフィスで会えばいいんだろう。
恥ずかしくてふくらさんの顔は普通には見れなさそう。


ふくらさんから来た無難なメッセージには
無難に返してスタンプを1つ。


お互いに忙しくて顔を合わさなくてもいい1日を期待して
眠りについた。




翌朝、目覚ましより少し早く目が覚めて、
仕事へ向かう準備をする。

心がソワソワして、いつもより身だしなみが気になった。
昨日言われたクマは確かにあって
その辺りはコンシーラーとファンデーションで隠した。
いつも着ている服も、組み合わせが変じゃないか、
シワがないか、鏡の前で確かめる。



「よし。」



小声で気合いを入れてから
いつも通りの時間に家を出てオフィスへ向かった。

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作品ジャンル:恋愛
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琥珀(プロフ) - ユメさん» このシリーズ初めてのコメントがユメさんで、最後もコメントくださって本当に嬉しいです!何とか2人を幸せのスタートラインに立たせれました!そうなんです!首を触る癖めちゃくちゃいいんですよね〜最後まで読んでくださって本当にありがとうございました! (12月16日 21時) (レス) id: 5ab7100f31 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - fkrさんの首に手を当てて話すクセ、魅力的ですよね(完結おめでとうございます! 最後までてえてえたっぷりで大満足です!) (12月16日 16時) (レス) @page42 id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2023年9月17日 23時

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