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２人共、最初に頼んだお酒を飲み干した頃、
またメニュー表を手渡される。
「何か頼みますか？」
「んー、どうしよっかなー。
もう１杯飲もうかな。」
明日はオフィスにお昼前に到着すればいいことを
スマホでもう１回確認してメニュー表に目を通す。
「私ももう１杯頼んでいいですか？」
「もちろん。でも明日大丈夫？」
「平気です。」
机に身を乗り出して、自分が持っているメニュー表を
覗き込むAさん。
お互いに再びお酒と少し食べ物を追加して注文する。
「次、どっか行きたいなって思ってるんだけど、
なかなか休み合わないね。」
「次の予定考えてくださってたんですか？」
「ん、迷惑だった…？」
前回のデートの最中、
またデートしてくれますかと聞いて
いいよと了承してくれたことをずっと考えていた。
「そんな、迷惑じゃないですよ。
いや、ただ…嬉しいなと思って。」
少しうつむいてそういう彼女に目が釘付けになる。
「でも、ふくらさんお忙しいし、
本当に空いてたらでいいので。」
デートの誘いを断らずに、嬉しいとまで言ってくれる。
もうこれは彼女も俺に好意を持ってくれていると受け取って
いいのだろうか。
そこからは、お互いスマホの検索画面を見せ合いながら、
どこへ行こうか、何をしようか、何を食べようか、
次のデートのプランを立てることになった。
Aさんは、美味しそうなお店を
何件か調べてくれていて、
次を期待していたのは自分だけではなかったことが分かって
更に気持ちが高まるのが分かる。
「そろそろ出る？」
「そうですね、終電ありますもんね。」
楽しい話題は一瞬で時間が過ぎ去ってしまった。
お会計を済ませて、店を出た。
「今日はありがとうございました。」
「家まで、送るよ。」
店の前で、解散の挨拶をする彼女に、そう告げて、
彼女の家の方に一緒に並んで歩き出す。
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琥珀(プロフ) - ユメさん» このシリーズ初めてのコメントがユメさんで、最後もコメントくださって本当に嬉しいです！何とか2人を幸せのスタートラインに立たせれました！そうなんです！首を触る癖めちゃくちゃいいんですよね〜最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！ (12月16日 21時) (
レス) id: 5ab7100f31 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - fkrさんの首に手を当てて話すクセ、魅力的ですよね(完結おめでとうございます！ 最後までてえてえたっぷりで大満足です！) (12月16日 16時) (レス) @page42 id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年9月17日 23時
