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お店は人気のようで
まだ正午になっていなかったが混雑しているようだ。
カウンター席ならすぐに案内できるということで
お腹の空き具合も鑑みて入ることにした。
「おいしそー。」
２人並んで座ってメニューを覗き込む。
店内のいい匂いと美味しそうな写真が相まって
食欲をかきたてる。
「決めた！」
「私もこれにしようかな。」
注文を終えて、しばし待つ。
ふくらさんは私が居る方とは反対側の肘をついて
顔をこちらに向けている。
「この後、まだ時間大丈夫？」
「今日は１日フリーなんで、大丈夫ですよ。」
「よかった。じゃあ、もう1こ、
美味しいもの行こっか。」
ふくらさんは、まだ注文したものも届いていないのに
次に食べるものの話をしている。
「いいですよ。
ふくらさんのおすすめ連れてってください。」
「もうさ、そろそろ敬語じゃなくていいんじゃない？」
「え？それは、無理ですよ。ハードルが高すぎます。」
「同い年だよ？乾とか敬語なく話せてるし。
いけるよ、いけるよ。」
乾くんのことを下に見てるとか
そういう訳ではないけど、
ふくらさんとは比べられない。
「鋭意努力しますが…期待しないでくださいね？」
「まあ、気長に待ってるよ。」
水を飲んだり、スマホを触ったり、
カウンターから見えるキッチンの道具の雑学を教えてもらったり、
話しているうちに美味しそうな料理が届いた。
「写真撮ろう。」
食べる前の料理の写真を撮るなんて
めちゃくちゃマメなんだなーと感心して見ていると
スマホのインカメで映し出される自分とふくらさんの顔。
「え？写真って、２人のですか？」
「もうちょい、寄って。いくよ？」
有無を言わさずシャッターが切られて
上手く笑顔が作れていない自分と満面の笑みのふくらさんが
並んで記録される。
「また、後で送るねー。」
そう言うと次の瞬間にはもう料理を口に運ぶ彼。
私も続いて、料理を食べ始めた。
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
