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次の撮影もなかなかの長丁場になった。
その後そのままサブチャンネルを撮り
晩御飯の時間になっていた。
今日はこの後テレビの収録に出かけた伊沢を待って
最後にもう1本撮影がある。
この辺りからオフィスは学生スタッフも増えてきて
さらに賑やかになった。
伊沢のテレビ収録の時間が押している情報が
どこからか入ってきて
その途端みんな寄って集まってきて
フリバをすることになっている。
みんなクイズ好きだよなあ。
もちろん自分も参加するんだけど。
「あはは！Aさん、あと1敗で晩飯っすよ！」
「勝負に乗った時点でそれは覚悟してたんで。
でも、次そろそろ1回くらいは勝ちたい。」
乾の大笑いが聞こえて、そっちを見ると
スマホのゲームで対戦している乾とAさん。
2人でいつもよく喋ってはいるけど
ずっと仕事はしているイメージ。
でも今日は珍しく仕事を気にせず遊んでいるらしい。
まあこれはこれでよかったのかも。
乾に迎えに行ってもらって正解だった。
「では、いきます。問題。」
どんなにあっちのことが気になっても
「問題」という単語を聞けば
簡単に雑念が振り払われ、出題者に全集中できる。
職業病でもあるし、性でもある。
「医療器具の…」
冒頭が少し聞こえて次1文字聞こえたら押そうと
無意識のうちに手に力が入った瞬間
問い読みの声はかき消された。
「「あーーーー！！」」
嬉しそうな勝利の雄叫びの乾の声と
悔しそうな負け惜しみのAさんの声。
見事にハモってクイズプレーヤーたちの聴覚を
根こそぎ持って行った。
「ちょっと〜！
問い読み聞こえないじゃん。」
「Aさんまで、叫んで。
なんか楽しそうだなあ。」
山本と鶴崎から2人に声が飛ぶ。
「すいません！」
「よっしゃ、晩飯奢りっすよ！」
こちらに謝るAさんと構わず喜ぶ乾。
「乾くん、ちょっと、しーっ！」
「あ、すいません！」
2人で首をすくめて、
申し訳なさそうにしている姿を見て、
フリバ勢も笑っている。
「あ、お詫びにAさんが
みんなにアイス奢ってくれるらしいので…」
「もー、ちょっと！勝手に…」
「え？ダメっすか？」
「それは全然いいですけど。」
それを聞いて、みんな大喜びして
口々にお礼の言葉をAさんにむける。
「乾くん、買いに行くの手伝ってよ？」
「そりゃもちろん。」
その後、フリバは再開され、
伊沢が帰ってくるまで続いた。
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
