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〜sgi side〜
撮影の合間に伊沢から新しい子を雇うと話があった。
俺も最近忙しくて撮影以外は外に出ずっぱりのことが多かったから
そんな話も知らなくて当然だった。
伊沢から出たフォローしていきましょうねって言葉に
少し違和感を覚えたけど、撮影が始まってそんな思いは掻き消された。
「通知もオンにしてね〜！」
順調に撮影は進み、昼食の時間。
終了直後、俺と伊沢は撮影部屋を後にした。
伊沢はそのまま足を会議室の方に向け
Aを呼んで中に入っていった。
昼飯を買ったレジ袋をデスクの上に置くが
向こうが気になって食べる気になれず椅子にぐーっともたれた。
「須貝さん、食べないの？」
「もうちょいしたら。
さっきの撮影頭使いすぎたわ。」
隣の鶴崎はせっせとご飯の準備を始めていて
もう食べる直前といった感じだった。
程なくして、伊沢が会議室から出てきた。
何故か、Aは出てこない。
「Aは？」
「あれ？出てきてない？」
伊沢は白々しく後ろを振り返って
Aが出てきてないことを確認する。
そんなの気配で分かんだろうに。
「彼女の頭の中ですごい話の飛躍が行われてたから
今それを整理してんじゃないですかね。」
所謂、考え過ぎってところか。
昼飯食べるの待っとこうと思って
スマホ触ったり色々してたけど中々出てこないAに
しびれを切らして結局会議室を覗きに行くことにした。
「A…」
ちょっと大きめの声で名前を呼んで扉を開けると
すぐ目の前にAの顔があった。
いつものようにメイクをして髪も綺麗にセットしているが
目の下のクマが気になる。
今の今まで気づかなかったけど。
表情もどこか冴えない気がして、さっきの伊沢の「フォロー」の意味が
少しわかった気がした。
びっくりしたとか、昼飯食う？とか
いつも通りのやり取りをしてデスクに戻って
作った弁当を忘れてきたことを冷やかしたりして
「フォロー」には程遠いけど
俺にはいつも通り接することしかできない。
そんな中、ふくらは彼女の冴えない表情を知ってか
しれっとAと２人で外へ出て行った。
Aもふくらには色々頼ってるみたいだし
1人で抱え込むよりはいいだろうと思うけど…
もう俺もいい歳だが、こういうの地味にメンタル削がれる。
ふくらが帰ってくるまでの間、気が気ではなかった。
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
