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〜you side〜
伊沢さんが出て行って少し経った。
あんまり遅いと、また周りに変に突っ込まれてしまいそう。
特に、乾くんとかは鋭いから。
勢いをつけて立ち上がる。
服と髪型を整えて、ぱちんと頬を叩いて気合を入れる。
会議室の扉に手をかけると
力を入れずとも勝手に扉が開かれた。
「A…うわっ！」
「わっ！」
いきなり現れた須貝さんに驚く。
あと１分、立ち上がるのが遅れてたら、
さっきの情けない姿見られてただろうな。
セーフ。
「びびったー。」
「それは、私もです。」
会議室を出て、自分のデスクの方へ移動する。
「A、メシ食った？」
「いや、今から食べようと思って。」
「買いに行く？」
「あ、今日はお弁当なので。」
「弁当？手作り？めっちゃいいじゃん。」
須貝さんも自分のデスクでレジ袋を
ごそごそしだした。
私も持ってきたお弁当を広げようと鞄を開ける。
「…ん？」
お弁当が、見当たらない…。
あ、もしかして、朝入れ忘れた…？
ふくらさんとの約束に思考のほとんどを占領されていた
朝の自分を呪いたい。
今日は厄日だな…。
「え？何？
もしかして、弁当忘れてきたの？」
私の様子を見ていた須貝さんから声がかけられる。
「あはは、作ったのに忘れてきました。」
「お前、ほんとドジだなー。」
「Aさん、弁当初じゃないですか？
見たかったなー。」
「ただの茶色いお弁当ですけどね。
大人しく買ってきます…」
乾くんにも残念がられて
弁当の代わりに財布を取り出すと
ちょうどふくらさんが席に戻ってきた。
「あれ？今日はお弁当じゃないの？」
「作ったけど忘れてきちゃったので
買いに行ってきます。」
「あらら。」
ふくらさんとした約束のせいです、とは
口が裂けても言えない。
「何か欲しいものある人居ますか？
私ついでにその辺周って買ってきます。」
じゃあ、と少しばかり買い物を頼まれて
これで長く1人で居る時間を確保できたと
安心したのも束の間。
「俺もコンビニまで一緒に行っていい？」
まさかここでふくらさんとまた2人になる？
大丈夫？私の情緒、耐えれる？
「次の撮影、時間間に合います？」
「大丈夫、午後1発目、空きなの。」
そう言われると断る理由もなく
一緒にオフィスを出ることになった。
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
