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しばらくの検索タイムの後、ふくらさんが口を開いた。
「あ、ごめん。朝、仕事進めたかったんじゃない？
今日、動画の日だもんね。」
「いえ、全然大丈夫ですよ。
ふくらさんこそ、撮影の準備とか確認とか大丈夫ですか？」
「そうだね、俺もそっち先にしようかなー。
また明日までに色々調べとくね。」
「私も調べときます。」
スマホを閉じて鞄にしまって、仕事にかかる。
そこからはお互い特に話すこともなく
カチカチとパソコンの音だけが響いた。
でも私は仕事に集中なんてできるわけなく…
彼が少し動くたびに気になって横目で見てしまうし、
おいしいものを頭の中で片っ端から思い出していた。
しばらくして、続々とオフィスに人が入ってくる。
撮影をたくさんする日は本当に賑やかでバタバタしていて
仕事が捗らないことは置いておいて
この雰囲気はとても楽しくて好きだ。
「おはようございます。」
「あ、乾くん、おはよう。」
まだ、起きて間もない感じの乾くん。
髪の毛はぼさぼさだし、眼鏡の奥の瞳は眠そうだ。
「疲れてる？」
「いや、眠いだけですよ。昨日遅くまでアニメ見ちゃって。」
そういうと、彼はいつもの場所にパソコンを置いて
どこかへ行ってしまった。
「A、おはよー。」
「おはようございます。
うなぎパイ、須貝さんですか？」
「そうそう、昨日食べんと帰ったから。」
「あ、それ砕けてたらすいません。
須貝さんが投げて俺がキャッチしたんで。」
横からこうちゃんの声がして、２人にお礼を言う。
「Aさん、朝からごめん。
これなんだけどさ…」
河村さんがパソコンを持って近づいてくる。
今度撮影で使う備品を検索した画面。
値段やら個数やらいろいろ要望を聞いてメモしていると
ふくらさんも横から覗き込んできて
ああじゃない、こうじゃないと河村さんと２人で話している。
「後で、ＵＲＬ送るので、お願いします。」
「了解です。」
どすっと、隣のデスクに誰かが座る音がした。
乾くんが戻ってきたのかと思って振り返ると
伊沢さんが座っている。
「うお、おはようございます。」
「うお、って何？」
豪快に笑う伊沢さんだが、
この人がここに座ることは珍しい。
というか私が働き出してから初めてだ。
「Aさん、ちょっと後で話いいっすか？
俺の撮影ないときにまた声かけるんで。」
ふくらさんとのデートでいっぱいだった頭が
急に不安に切り替わる。
何だろう？仕事でミスした？
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
