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「あ、そうだ。これ…」
ふくらさんが何かを思い出したようにカバンを
ごそごそ探っている。
「また、やります？」
出てきたのは、私がまた崩してしまったルービックキューブ。
「それ、家で練習してたら
戻せなくなっちゃって。」
「え？練習してたの？」
「そう、揃えれるのかっこいいなって思って。」
動画やサイトを見ながらやってみたが
１人では、上手くいかなかった。
ふくらさんから手渡されて、キューブを眺める。
「じゃあ、料理来るまでにもう１回揃えましょう。」
彼の提案で、カシャカシャとキューブを回し始める。
「私、動画見ながら、白を十字に揃えるところまで
できるようになったんです。……ほら！」
自慢するようにふくらさんにキューブを見せる。
「んふふ、嬉しそう。」
「あ、すいません。ふくらさんなら
こんなの目つぶっててもできますよね。」
「そうだね、できちゃうかも。」
すんなり「できちゃうかも」と言えるこの人の頭の中は
凡人の私には分かり得ない動きをしているんだろう。
その後は、ひょいひょいと机越しに
ふくらさんに回し方を教えてもらって
前回よりすんなり完成。
「できた！２回目ですけど、やっぱ揃うと嬉しい。」
すると、ふくらさんは、私の持っているキューブを、
すっと取り上げて、おもむろに崩し始める。
「え？もう崩しちゃうんですか？」
「また、一緒にやろうよ。」
そう微笑みながら言われる。
かっこいい顔だな、なんてふと頭の中に思い浮かんでしまったのを
悟られないようにグラスの水に口をつけた。
「おまたせしました。」
店員さんが運んでくれた熱々の料理。
「いただきます。」
「めちゃくちゃ、美味しそう。」
取り皿をもらって、先にふくらさんに取り分ける。
「これくらい食べれます？」
「ん？むしろ、そんなにもらっていいの？」
「私、さっきおやつちょっと食べちゃって。
よかったらもらってください。」
「ありがと、めっちゃお腹空いてんの。」
あー、さっき、私が
サンドイッチもらっちゃったからかな？
「俺のも、一口食べる？」
「いいんですか？」
フォークとナイフで切り分けて
私のお皿へ乗せてくれるふくらさん。
「ありがとうございます。」
そこからは、よほどお腹が空いていたのか
会話１：食事９の割合で食事をすすめる。
私の方が早く食べ終わり、
ふくらさんの食べているのを眺める。
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
