口にするには勇気がいる。4 ページ7
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太鼓鐘「俺が落とされて、多分一日経ったぐらいか？突然梯子が下ろされたと思ったら、三日月さんが降りてきたんだよ。」
A『三日月宗近さんが？』
太鼓鐘「おう。で、同じように途中で着地して、同じ事したんだよ。一回でもあんな凄かったのに、連続になるとヤバかったぜ。梯子を登る事も出来ねーし、木の梯子だったからか凄ぇミシミシいっててさぁ。」
A『木の梯子？…………あっ！！』
太鼓鐘さんの言葉である事を思い出し、私は思わず声を上げる。
こんのすけ「あ、主さま？」
困惑しているようなこんのすけの声が聞こえるが、私は返事をせずに立ち上がり、急いで文机の上に置いてある巾着を取りにいった。
そして、巾着の中から井戸で見付けた木の欠片を取り出し、太鼓鐘さんに見せる。
A『これ、井戸の中で見付けました。その梯子の欠片ではありませんか？』
それを聞いた太鼓鐘さんは欠片をジッと見つめ、数秒後には私の顔を見て頷いた。
太鼓鐘「そうだと思うぜ。」
A『やっぱり…。何処かで見たと思ったら、私が壊したあの梯子のだったのか…。』
井戸から脱出する時の梯子は多分アルミだが、御手杵さんと初めて会った日に壊した梯子は木だった。
あんな衝撃波を何度も食らって無事とは思えないし、間違いない……と思う。
篭手切「梯子を…壊した…？貴女が？」
日本号「何だ、梯子使って戦ったのか？」
A『いや、していませんから。』
真面目な顔して何言ってんだ、あんた。
てか、梯子使って戦うとか、どこぞのアクションスターかよ。
A『木に引っ掛かったタオルを取ろうと登ったら、壊れてしまって。』
不動「それって、お前が重」A『不動行光さん。それ以上言ったら、その長い髪を高いところで二つ結びにして可愛くしますよ。御手杵さんが壊れかけていたと仰っていました。』
日本号「……そう言えばそんな話を聞いたな。」
こんのすけ「私も聞きました。確か、太鼓鐘殿が居なくなった後だったと記憶しております。」
長曽祢「成る程。その衝撃波とやらで壊れかけたと考えていいようだな。だが、何故三日月宗近はお前が井戸に居る事を知っていたんだ？」
一期さんの話では、前任が一番のお気に入りだったって理由で話したんだよな。
まぁ、こんな事話したら、私を落としたのが一期さんだとバレるから言わねぇが。
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嗣美 - 詩織さん» コメント、応援をありがとうございますっ！いえいえ、そんなっ！長曽祢さんだけでなく、私も好きだと仰ってくださるなんて感激の極みですっ！！頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (2018年1月1日 21時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
詩織 - 語彙力なくてすみません。作者さんも長曽祢さんも好きです。大好きです。ほんと好きです。頑張ってください!! (2018年1月1日 2時) (レス) id: 12e906a86c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - ささかまさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さん最推しの私にとって、そのお言葉はとても嬉しく思います。しかも、今一番好きだなんて…っ！これからも楽しんで頂けたら光栄ですっ！！ (2017年12月17日 0時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ささかま(プロフ) - この作品をみてもっと長曾根さんが好きになりました！今一番好きなお話です。続き楽しみにしてます！ (2017年12月16日 10時) (レス) id: 54d1807de2 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - Mr.lonelyさん» コメントありがとうございますっ！お褒めの言葉嬉しいですっ！！ (2017年11月3日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年10月3日 0時
