さぁ、話そう。 ページ24
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あれから皆で散歩をし、夜に太鼓鐘さん、一日経って朝に不動さんの手入れを終わらせ、いつもの三人でお茶を飲みながら寛ごうとした私達。
だが、突然の来客に和やかな雰囲気が一変し、私達三人の間に緊迫した空気が流れる。
あ、不動さんはお茶に誘ったのだが、酒がいいとさっさと帰ってしまってとっくに居ない。
そして、その原因の来客は私達の間に流れている空気を気にしていないのか、長曽祢さんが出したお茶を無言で啜っている。
いや、この人が原因って言ったが、この人が悪いわけでない。
ただ最悪な初対面をしただけだ。
それに、最悪な初対面と言っても、刀を向けられたわけでも、突き落とされたわけでもない。
私はそう思いながら、ちゃぶ台を挟んで真正面に座っている骨喰藤四郎さんの顔を見る。
ジッと見つめていると、骨喰さんはお茶を飲むのを止めて首を傾げた。
骨喰「飲まないのか？茶が冷めるぞ。」
A『あ、飲みます。』
私と長曽祢さんは湯飲みを持ち、ほぼ同時にお茶を一口啜る。
長曽祢「……それで、何の用だ？」
湯飲みをちゃぶ台に置き、骨喰さんが来てからずっと気になっていたが聞けなかった事をさらりと聞く長曽祢さん。
すっげぇな、長曽祢さん。
聞かれた骨喰さんは紙コップを置くので、私も湯飲みを置いて背筋を伸ばした。
骨喰「あんたに謝りに来た。」
A『…………へ？』
私を見ている骨喰さんから発せられた思ってもみない言葉を聞き、私の口からは間抜けな声しか出なかった。
あ、謝る？
石切丸さんの時も思ったが、骨喰さんに謝罪されるような事された覚えはねーぞ？
初対面の時だって、鯰尾さんには胸ぐら掴まれてボロカスに言われたが、骨喰さんには大した事は言われてない……筈。
骨喰「一昨日、あんたが井戸に落ちたと聞いた。あれは兄弟……一期一振が関わっているんじゃないのか？」
骨喰さんに当てられたくなかった事を見事に言い当てられ、私は言葉が出なかった。
長曽祢「何？何故そう思ったんだ。」
絶句している私に気付いていないのか、長曽祢さんは身を乗り出して骨喰さんに問い掛ける。
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嗣美 - 詩織さん» コメント、応援をありがとうございますっ！いえいえ、そんなっ！長曽祢さんだけでなく、私も好きだと仰ってくださるなんて感激の極みですっ！！頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (2018年1月1日 21時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
詩織 - 語彙力なくてすみません。作者さんも長曽祢さんも好きです。大好きです。ほんと好きです。頑張ってください!! (2018年1月1日 2時) (レス) id: 12e906a86c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - ささかまさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さん最推しの私にとって、そのお言葉はとても嬉しく思います。しかも、今一番好きだなんて…っ！これからも楽しんで頂けたら光栄ですっ！！ (2017年12月17日 0時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ささかま(プロフ) - この作品をみてもっと長曾根さんが好きになりました！今一番好きなお話です。続き楽しみにしてます！ (2017年12月16日 10時) (レス) id: 54d1807de2 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - Mr.lonelyさん» コメントありがとうございますっ！お褒めの言葉嬉しいですっ！！ (2017年11月3日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年10月3日 0時
