甘い罠。3 ページ13
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あれから三時間程時間が経った頃。
長曽祢さんはこんのすけとシャワーを浴びていて部屋には居らず、先にシャワーを浴びた私はタオルで拭いた髪を櫛で梳かしていた。
う〜ん、宴は盛り上がっているかな？
長曽祢さんも行けばいいのに、あんたの側を離れるわけにはいかないって行かなかったし。
気にかけてくれるのは嬉しいけど、少しくらいは私の事忘れて楽しんでくれば良かったのに…。
そんな事を思っていると、突然障子の枠を叩く音が聞こえた。
私は手を止め、障子の方を向いた。
A『ど、どちら様ですか？』
私は叩いた人に声を掛けるが返事はなく、代わりに障子がゆっくりと開く。
障子を開けた人を見て、私は息を呑んだ。
A『……明石…国行…さん？』
私が名前を呼べば、明石さんは色っぽく微笑む。
明石「よう自分の名前を知ってはりますなぁ。明石国行言います。どうぞ、よろしゅう。」
A『あっ！は、初めましてっ！私、Aと申します。よろしくお願い致します。』
私が急いで正座をしてお辞儀をすると、明石さんは障子を閉めて歩いてくる。
A『どうして貴方が此処に？宴には参加しなかったのですか？』
明石「いややなぁ。折角のご厚意なんやから、ちゃーんと参加しましたわ。でも、思うたんです。自分、助けてもろうてなぁんもお返ししとらんなぁって。せやから、お礼をしに参りましたわ。」
A『お礼だなんてそんな…。私はこの本丸の審神者として当然の事をしたまでです。』
明石「そないな事言うんはなしや。」
私の前まで来た明石さんは、私を見下ろしながらおもむろに上着を脱いだ。
そして、私と視線が合うようにしゃがみ、左手の指に私の髪を絡める。
イケメン顔が近くなった上に、その行動で恥ずかしさが込み上げてきて、私は顔を下げる。
明石「こないな夜は一緒に楽しまんと。なぁ？」
明石さんは私の耳元で囁くと、私の顎を持ち上げて親指の腹で唇をなぞる。
A『……っ！』
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嗣美 - 詩織さん» コメント、応援をありがとうございますっ！いえいえ、そんなっ！長曽祢さんだけでなく、私も好きだと仰ってくださるなんて感激の極みですっ！！頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (2018年1月1日 21時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
詩織 - 語彙力なくてすみません。作者さんも長曽祢さんも好きです。大好きです。ほんと好きです。頑張ってください!! (2018年1月1日 2時) (レス) id: 12e906a86c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - ささかまさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さん最推しの私にとって、そのお言葉はとても嬉しく思います。しかも、今一番好きだなんて…っ！これからも楽しんで頂けたら光栄ですっ！！ (2017年12月17日 0時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ささかま(プロフ) - この作品をみてもっと長曾根さんが好きになりました！今一番好きなお話です。続き楽しみにしてます！ (2017年12月16日 10時) (レス) id: 54d1807de2 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - Mr.lonelyさん» コメントありがとうございますっ！お褒めの言葉嬉しいですっ！！ (2017年11月3日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年10月3日 0時
