一緒に来て頂けますか？2 ページ10
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一期「一つ、お聞きしたい事があります。長曽祢殿から私の思いを聞きましたか？」
それって、私を信じてみようと思っているってのだよね？
A『えっと、はい。』
一期「それは良かった。……あれから考え、先程やっと決心がつきました。貴女を信じます。」
真っ直ぐ私の目を見て言い切った一期さんに、私は驚きのあまり言葉が出なかった。
一期「…………嫌……でしたか？」
そんな私の態度を見て嫌だと思ったのか、一期さんは眉を下げて首を傾げながら聞いてきたので、私は頭と両手を左右に振った。
A『と、とんでもないっ！勿体ないお言葉に驚いてしまって…。でも、嬉しいです。』
昨日、長曽祢さん達から信じたいと思っているという話を聞いただけで嬉しかった。
でも、本人の口から聞く方が格段に嬉しいっ！！
一期「そうですか。では、是非今から弟達と会って頂きたい。」
A『え？で、ですが、鯰尾藤四郎さんと骨喰藤四郎さんは…。』
喜びも束の間、現実に引き戻された気がした。
あの二人とはあれ以来会っていないが、一期さんを解放しただけで仲良くなれるとは思えない。
私と会うのは嫌なんじゃねぇかな？
一期「あの二人は私から説得します。ですので、どうか一緒に来て頂けませんか？兄として、弟達が喜ぶ事をしてあげたいんです。」
A『……分かりました。では、同田貫さんと大倶利伽羅さんが来てから』一期「駄目です。」
外は寒いから部屋に入ってもらおうと体をずらそうとするが、その前に一期さんに腕を掴まれた。
ビックリして一期さんを見ると、相変わらず穏やかな笑顔のままだった。
一期「今すぐ行きましょう。」
A『わ、わざわざ来てくださるお二人を放って出掛けるわけには…。なにより、お二人を呼びに行ったこんのすけさんが心配します。』
一期「それならば、置き手紙を書くというのはどうでしょう？それに、貴女を弟達の元にお連れしたら私が説明に参りますので。」
A『し、しかし…。』
一期「自分が無理を言っている事は重々承知しております。ですが、お願い致します…っ！」
私が行くのを渋っていると、一期さんは先程よりも深く頭を下げる。
そんな一期さんを見て、私は慌ててしゃがんだ。
A『わ、分かりましたっ！行きますから頭を上げてください、お願い致しますっ！！』
…………って、つい言っちまったぁっ！！
"やっぱ今のはなしで"なんて言えねぇっ！
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嗣美 - ふふおさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さんの夢小説少ないですよね。私もそれが悲しくて自分で書いてしまいました。なので、楽しんで頂けて嬉しいですっ！これからも楽しんで頂けるよう頑張りますっ！！ (2017年9月26日 1時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ふふお(プロフ) - 長曽祢さんの夢小説は比較的数が少ないので、この小説だけが供給源です！ 楽しみに待ってます！！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 0eff09d945 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - 「」さん» コメントありがとうございますっ！五つもあるので結構長いと思いますが、それを一日で全て読んでくださるなんて嬉しいですっ！！続きは只今作成中ですので、暫しお待ちを。 (2017年9月17日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 今日、この作品を見かけまして一番初めから見てきました！！息をする間もなく見終わる位にパソコンに食いついていましたｗ。続きがとっても気になります！！更新待ってます！ (2017年9月17日 14時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - リズさん» コメント、応援、お褒めの言葉をありがとうございますっ！！いえいえ、そのお言葉が励みになりますから、とても嬉しいですよっ！(*´ω｀*) (2017年8月3日 17時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年6月18日 20時
