一緒に来て頂けますか？ ページ9
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長曽祢さん達が出ていってから二分後。
既に私のライフはゼロに近い。
今までに一人になった事がないわけではないが、なんだか今回は胸騒ぎがする…。
同田貫さんと大倶利伽羅さんが来るまで押入れの中に隠れようかな？
私は善は急げと押入れの前に行って、襖を開けようと手を伸ばす。
？「少しよろしいですか？」
A『ぅえいっ！！！』
突然聞こえた声に驚いて(変な)声を上げてしまい、私は慌てて両手で口を塞ぐ。
まぁ、無意味なんですがね。
あんな声を出したから居留守を使えるわけがないので、私は仕方なく母屋から見えない側の障子に近付いて恐る恐る開ける。
開けた所には誰もいないので顔を出して辺り見ると、一期一振さんが少し離れた所に立っていた。
A『……ど、どうも…。』
一期さんが私に気付いてこちらに向いたので、挨拶をしなければと声を絞り出したが、掠れているのが自分でもよく分かる。
一期さんはロイヤル全開な笑みを浮かべ、こちらに歩いてきた。
一期さんの行動に思わず障子を掴んでいる手に力がこもると、それに気付いたのか一期さんはピタリとその場で止まる。
一期「ご安心を。貴女を斬るつもりはありません。その証拠に私は本体を持っておりません。」
刀を持っていない事を私に確認させる為か、一期さんは手を広げてゆっくりと一回転する。
ただ回っただけなのに光輝いているぞっ！！
流石はロイヤルさん…。
A『お、お気遣いありがとうございます。それで、私に何かご用ですか？』
一期「はい。貴女とお話がしたく参りました。よろしいですか？」
A『えっと、はい。』
話ならと頷くと、一期さんはゆっくり歩いてきて、私の前で止まった。
一期「私は、一期一振。粟田口吉光の手による唯一の太刀でございます。ご挨拶が遅れてしまい、申し訳ございません。」
一期さんはそう言い、胸に手を当てて優雅に頭を下げた。
A『ちょっ！！止めてくださいっ！私も挨拶に行かなかったのですから、貴方が謝罪する必要はありませんよっ！』
てか、頭を下げたのに優雅ってどういう事だ。
一期「いえ。私は貴女に助けて頂いきました。それなのに、何もしなかったこちらの不備。重ね重ねお詫び致します。」
A『あの、私は少しも気にしていません。ですので、頭を上げてください。』
頭を下げたまま言う一期さんに、私はしゃがんでお願いした。
すると、一期さんが頭を上げたので、私も立ち上がる。
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嗣美 - ふふおさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さんの夢小説少ないですよね。私もそれが悲しくて自分で書いてしまいました。なので、楽しんで頂けて嬉しいですっ！これからも楽しんで頂けるよう頑張りますっ！！ (2017年9月26日 1時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ふふお(プロフ) - 長曽祢さんの夢小説は比較的数が少ないので、この小説だけが供給源です！ 楽しみに待ってます！！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 0eff09d945 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - 「」さん» コメントありがとうございますっ！五つもあるので結構長いと思いますが、それを一日で全て読んでくださるなんて嬉しいですっ！！続きは只今作成中ですので、暫しお待ちを。 (2017年9月17日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 今日、この作品を見かけまして一番初めから見てきました！！息をする間もなく見終わる位にパソコンに食いついていましたｗ。続きがとっても気になります！！更新待ってます！ (2017年9月17日 14時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - リズさん» コメント、応援、お褒めの言葉をありがとうございますっ！！いえいえ、そのお言葉が励みになりますから、とても嬉しいですよっ！(*´ω｀*) (2017年8月3日 17時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年6月18日 20時
