鶴の伝言と助言。2 ページ4
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長曽祢「そうか。ならば、遠慮させてもらおう。一人置いていくわけにはいかんからな。」
鶴丸「おいおい、そんな事言うなよ。そんなに審神者が心配なら、台所に居る伽羅坊と同田貫正国にお守りを頼めばいいだろ？」
獅子王「何でその二人は呼ばれてないんだよ。」
鶴丸「きみと違って仲良くないからさ。」
獅子王「だから、俺も仲良くな」長曽祢「分かった。大広間に向かうのは台所に連れていくか、二人を呼んでからだ。」
私を思って言ってくれるのは嬉しいが、獅子王さんの台詞を遮るの止めたげてください。
鶴丸「おっと、それは駄目だ。二人はこんのすけに呼びに行かせればいいじゃないか。」
長曽祢「そんなわけにはいかんな。」
鶴丸「だが、今すぐ大広間に向かわないと三日月が直々に迎えに来るぜ？……そういえば審神者が此処に来た日、三日月に斬られそうになったらしいな。またそんな事にならなければいいが…。」
そう言うと鶴丸さんは楽しそうに笑い、今度は長曽祢さんから私に目を向ける。
長曽祢「随分と親身になってくれるんだな。…何が目的だ、鶴丸国永。」
長曽祢さんは私と鶴丸さんの間に立ち、厳しい声で鶴丸さんに問い掛けた。
鶴丸「変な勘繰りは止してくれ。別に俺は審神者がどうなろうとどうでもいい。だが、きみたちが遅れて三日月に文句を言われるのは俺だ。三日月の小言は勘弁願いたいんでね。」
鶴丸さんは頭を左右に軽く振り、肩をすくめる。
A『……長曽祢さん。』
名前を呼びながら長曽祢さんの袖を引っ張れば、長曽祢さんはすぐに振り返り、しゃがんで目を合わせてくれた。
長曽祢「どうした？」
A『行ってください、長曽祢さん。話すだけなら抜刀する事はないですよね？私、皆さんが本体を抜いて睨み合うなんて事にはなってほしくありませんから。』
長曽祢「……そうか。すぐに戻る。」
A『はい、いってらっしゃい。』
長曽祢さんは私の頭を一撫でし、立ち上がって獅子王さんと鶴丸さんと共に出ていった。
私は隣で座っているこんのすけを持ち上げ、視線を合わせる。
A『それでは、お願い致しますね、こんのすけさん。それと、気を付けてください。』
こんのすけ「はいっ！すぐに戻ります故、暫しお待ちを、主さまっ！！」
A『いってらっしゃい。』
床に下ろすとすぐに駆け出したこんのすけを見送り、私は障子を閉める。
前言撤回。
もしかしたら今日はヤバイかもしんねぇ。
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嗣美 - ふふおさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さんの夢小説少ないですよね。私もそれが悲しくて自分で書いてしまいました。なので、楽しんで頂けて嬉しいですっ！これからも楽しんで頂けるよう頑張りますっ！！ (2017年9月26日 1時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ふふお(プロフ) - 長曽祢さんの夢小説は比較的数が少ないので、この小説だけが供給源です！ 楽しみに待ってます！！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 0eff09d945 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - 「」さん» コメントありがとうございますっ！五つもあるので結構長いと思いますが、それを一日で全て読んでくださるなんて嬉しいですっ！！続きは只今作成中ですので、暫しお待ちを。 (2017年9月17日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 今日、この作品を見かけまして一番初めから見てきました！！息をする間もなく見終わる位にパソコンに食いついていましたｗ。続きがとっても気になります！！更新待ってます！ (2017年9月17日 14時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - リズさん» コメント、応援、お褒めの言葉をありがとうございますっ！！いえいえ、そのお言葉が励みになりますから、とても嬉しいですよっ！(*´ω｀*) (2017年8月3日 17時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年6月18日 20時
