いつかえってくるの？2 ページ19
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こんのすけ「おや。皆様、お帰りでしたか。」
その場に居る殆どの者の目が自分に集まり、こんのすけはぎょっとする。
そんなこんのすけに駆け寄ると、持ち上げて目を合わせる今剣。
こんのすけ「ど、どうなさったのですか？」
今剣「どうしたもこうしたもありませんっ！あるじさまがいなくなってしまったんですっ！」
こんのすけ「そんなっ！」
長曽祢「今まで何をやっていた。」
こんのすけ「そ、それは…。」
厳しい顔付きで自分を見下ろす長曽祢の問いに言葉を詰まらせるが、こんのすけは意を決したように長曽祢を見て口を開く。
こんのすけ「小狐丸殿が私を労ってくださり、一緒に油揚げを…。」
岩融「あやつが？そのような真似をするとは思えんが…。」
今剣「そうですね。あるじさまだけでなく、こんのすけのことも、あまりよくおもっていないようでしたから。」
顎に手を当て、うーんと悩む岩融と今剣。
同田貫「考え過ぎじゃねぇか？一人で出歩くくらいするだろ。」
長曽祢「いや、あり得ん。以前勝手に一人で出歩いた時が二回あるが、その度に叱っているからもう懲りた筈だ。」
長谷部「なら、主は何処へ行っ」？「逃げたんじゃないのか？」
その場に居る者ではない第三者の声が長谷部の言葉を遮る。
先程と同じように殆どの者が声の聞こえた方向を見ると、鶴丸が腕を組んで障子に寄り掛かるように立っていた。
長曽祢「どういう事だ？」
鶴丸「言葉通りさ。側に居るきみたちが離れたんだ。逃げ出すには絶好の機会じゃないか。」
加州「何であの人が逃げ出すわけ？」
鶴丸「何だ、もう忘れたのか？数日前に背中を斬られたんだぞ？奇跡的に助かったが、普通なら死んでしまうような目に遭ったんだ。逃げ出したくもなるさ。なぁ。」
大和守「っ！」
ニヤリと笑う鶴丸に見据えられ、あの時の光景を思い出した大和守は、唇を噛んで拳を握り締めた。
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嗣美 - ふふおさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さんの夢小説少ないですよね。私もそれが悲しくて自分で書いてしまいました。なので、楽しんで頂けて嬉しいですっ！これからも楽しんで頂けるよう頑張りますっ！！ (2017年9月26日 1時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ふふお(プロフ) - 長曽祢さんの夢小説は比較的数が少ないので、この小説だけが供給源です！ 楽しみに待ってます！！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 0eff09d945 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - 「」さん» コメントありがとうございますっ！五つもあるので結構長いと思いますが、それを一日で全て読んでくださるなんて嬉しいですっ！！続きは只今作成中ですので、暫しお待ちを。 (2017年9月17日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 今日、この作品を見かけまして一番初めから見てきました！！息をする間もなく見終わる位にパソコンに食いついていましたｗ。続きがとっても気になります！！更新待ってます！ (2017年9月17日 14時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - リズさん» コメント、応援、お褒めの言葉をありがとうございますっ！！いえいえ、そのお言葉が励みになりますから、とても嬉しいですよっ！(*´ω｀*) (2017年8月3日 17時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年6月18日 20時
