人気な貴方の裏を知る

22話 ページ23

ｶﾞﾀｶﾞﾀ

俺らは今、電車に乗っている。

まぁ、Aちゃん家に向かっている。

ま「そういや、配信とかどうするの？機材置いてきてたけど、、」

「休みます、リスナーさんにも言っておいてますし、だからと言ってツイートとかを休むとかはありませんけど、、因みに真依さんは？」

ま「俺はポケに伝えておいたよ。そしたら今度の配信は風邪って言っておいてくれるらしい。」

「そうなんですか、、」

それだけ聞くとAちゃんはスマホを見はじめた。

それにしても、結構な田舎だな。

まぁ、東京に比べたらほとんどの場所田舎っぽい気もするけど。

Aちゃんは、どうして歌い手なんかし始めたんだろ？

そう思うと、、、分からない！

Aちゃんとはいつもいるけど。

歌い手をやり始めた理由とか、聞いたこと無かったな。

Aちゃんにとっての生き甲斐は虐められることとか言ってるし、、

歌い手はなんなんだろうなぁ。

そんなことを考えていたら肩が急に重くなった。

なんだ？と思いそちらを見ると、、

「、、、、、」

ま「、、、、、ゑ？」

Aちゃんが気持ちよさそうに寝ていた。

よく見るとAちゃんの目の下には隈が酷いほど見えた。

まぁ、、、寝てくれたのは良かったけど、、

ま「///」

流石に恥ずい！！

こ、こいつは、、あのパンケーキの時もそうだけど、、

こういうの、他の人とかにもやってるのかな？

そう思うとモヤモヤするわ。

というか、、電車に入ってきたおばさんとかがこっち見て、

モ「若いっていいわねぇ」

とか、

モ「可愛いわねぇ」

とか言ってるんだよ！！

恥ずすぎる、、

早く起きてくれと思いながら、

起きないでくれという、

よく分からん気持ちで電車に乗り続けた。

23話→←21話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す