此処は何処 ページ4
チュンチュン…
ガサガサッガサガサッ…
グルルルル…
「ん……、っっつ？？！！」
サラは目を覚ました。死んだ筈が何故か生きている自分…
「此処は…」
あたりを見渡すと森にいるようだった。しかし世界を渡り歩いたサラは、こんな森は見た事がないと思った…
何故マグマに落ちた自分が生きて森の中にいるのか、全くわからなかった
その時、
ドサドサッ！
大きなものが落ちるような音がした。音のする方に行ってみると…
「あれ？収納ボックス…？こんなにスペースあったっけ？？」
そこには、サラの収納ボックスが２つあった。確かにそれはサラの物だったが、中のスペースが倍以上空いていた
「うーん…無くなってる物は無いわね…。武器も防具も全部揃ってるし」
どうやら、中身はそのままでスペースが大きくなったようだ
「とりあえず…拠点を作らないとね」
そう言うとサラは収納ボックスを担いで←何処か拠点を作れそうな場所を探した
ーー1時間後…ーー
辺りを散策していたサラは、大きな洞窟を見つけた。中に何か生き物がいる様子は無く、かなり快適な場所だ
「此処でいいかな」
そう言うとサラは収納ボックスから暖かい毛皮を取り出し、布団の代わりに敷く。肉焼きセットを焚き火の代わりにする
「まあ、これでいいかしら。先ずは、此処の地形を把握しないと…」
収納ボックスから紙とペンを取り出し、もう１つの収納ボックスから飛竜刀(太刀)を取り出す
装備を整え、モドリ玉とこやし玉を多めに持つ
「よし…行くか」
未知の世界に一歩踏み出した瞬間だった…
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作者名：作者 | 作成日時：2016年2月23日 0時
