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大吾くんにはならなせる気がした
信用も何も無いけどでもこの空気感に吸い込まれそう
西畑｢ へー、すごいな ｣
｢ …私と2番目のお兄ちゃん以外全員父親違うねん
一緒なのは母親だけ。半分しか血が同じじゃないねん ｣
西畑｢ お兄ちゃんどんな人達なの？ ｣
｢ え、？ ｣
西畑｢ あ、まずいこと聞いちゃった？ ｣
｢ そうじゃなくて、私のことどうも思わへんの？
母親だけしかみんな違う家族やから…その ｣
西畑｢ 家族なんやから一緒やん！
半分だけでも血がいっしょやったら家族やで
てか一緒に住んでんねんから家族やん！！ ｣
｢ っ、、ありがとう ｣
西畑｢ 泣かんといてや〜 笑
俺が泣かせたみたいやん！ 笑 ｣
言ったら引かれると思ってたのに
大吾くんの反応は私が想像してたのと真逆だった
西畑｢ それで？お兄ちゃんはどんな人なん？ ｣
｢ 1番上のお兄ちゃんはすごく賢いねん
大手企業に勤めてて、うちの1番の権力もってん ｣
西畑｢ へー、凄いな！ ｣
｢ 2番目のお兄ちゃんは私の本当のお兄ちゃん ｣
西畑｢ どんな仕事してる人なん？ ｣
｢ 子供向けヒーロー番組のアクション俳優 ｣
西畑｢ え、すご！！！！ ｣
｢ そんなに大した人やないで？ ｣
こんなに優しい大吾くんにも
本当の家族の実態を話すことは出来なかった
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作者名：くれあ
| 作成日時：2020年2月8日 15時
