3. ページ3
.
.
「朝のHRを始めましょう。」
20分になり 担任がクラスへと入ってきて
その合図で 委員長が号令をかける。
立海大学付属高校はノーチャイム。
つまり、その授業やHRが始まる時にチャイムがならないということ。
だから生徒達は嫌でも自主行動をしなければならない。
「今日の昼休み、体育委員会は集まりがあるらしいので行っておくように。」
「えっ、マジかよ...」
丸井の小さく呟いた声も担任は聞き逃さず にやりと口角を上げた。
「丸井。何だと?」
「いっ、いや。なんでもないよぃ...」
「せんせー!!今 丸井 "マジかよ" って言いましたぁー!」
丸井の隣の席のAが、大きな声で担任に伝えるとクラスからは笑いが巻き起こった。
丸井に肩をつつかれ、丸井に視線を向けると
「てめぇ!」と口パクされた。
そんな様子を見て、Aは腹を抱えて笑った。
「うへへ!!丸井最高かよ!」
「笑い方キモすぎだろぃ!!直せこの野郎!!」
「いやだよ〜〜ん!!」
そんな丸井とAのやり取りを聞いて、またクラスから笑いが起こる。
本来なら止める立場の担任も笑い出していた。
2-3の教室はHRが終わる時間を過ぎても笑いが止まらなかったようだ。
.
.
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな 梅 。(プロフ) - はな梅。の新垢です←←←←← (2017年6月1日 18時) (レス) id: 243f0f5015 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はな梅。 | 作成日時:2017年4月30日 10時