愛されすぎて困ってます。

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｢髪、｣

『ん？』




少し前を歩くさらさらの髪に指を通すと、太陽の光できらきらと輝く紫。




｢ピンクみたいな紫なんだね｣

『ふふ、ヌナの好きな色？』

｢...うん、この色ちょっと好きかも｣

『えっ、ほんと？』

｢うん。すごく、きれい｣

『ヌナ、』

｢ん？｣

『なんでこの色にしたかわかる？』

｢...作品(新曲)のためでしょ｣

『ふふふ、違うよ』

｢えっ、そうなの？｣

『ヌナ知らないの？紫はね、』





あれ、なんか嫌な予感、、、






『欲求不満の色なんだよ』

『ふふ、ヌナに欲求不満だからこの色にしたの。この色にしたらさすがにヌナも気づいてくれるかなあと思っ...いっ！？！もう！痛いよぬなあ！』





うっとりした表情のほっぺたを思いっきりつねり、移動車に乗り込んだ。





｢気づいてないし気づくつもりもないし｣

『えっ、僕はこんなにもAヌナを求めてるのに1ミリも伝わってない！？！？！？？』

｢うん｣

『...ああ、それじゃ手取り足取り｢結構です｣

『ヌナが欲しくて欲しくてボクのこんなに｢黙れ｣

『ふふふ、ヌナ素直じゃないね』

｢生まれつきです｣

『でも、Aヌナの身体はきっとすっっごぉぉおおおおおおおく素直なんだろうね♡』









ああ、誰か助けてください...

愛されすぎて困ってるんです...。




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