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V.4 ページ4

錦「おーい、にいちゃん。夜やでー。はよ起きぃー。」

右頬に一定のリズムで痛みを感じる。

渋「んん、、なんや、、。」

俺に跨り右頬をペチペチと叩いている。

渋「?!?!!なんっ!やねん!!お前!!!」

錦「にいちゃんが迎えに来い言うたんやろ〜?しっかりしぃや〜。はい、行くで。」

まだ横たわっている俺に手を差し出す。
クソガキの手を取り起き上がり服についた砂を払いおとす。すっかり暗くなった上街灯もポツポツとある感じでかなり暗くなっている。

渋「…なぁ歩くの速いわ。もっと気ィ使えや。」

錦「んぁ?あぁハイハイ。手ェひいてあげましょか?」

渋「なにやっとんねん!」

急に手を繋がれるもんだから驚いたけど引っ張ってくれるから歩くのが楽。真っ暗だしまあええか。

錦「ついたで〜。」

渋「ほぉん。ボロいな。」

錦「仕方ないやろ!?文句言うな!早よ入れ!」

渋「お邪魔しま〜す。」

狭いアパートに入ると思ったより片付いた部屋へ連れていかれた。

錦「で?どこケガしてるん?」

渋「あ〜ケガな、ケガは治ったで。」

錦「治った?!あ、そうや、ヴァンパイアやんけ自分!」

渋「せやで。全体的に治癒したせいで体力持ってかれてん。」

錦「なるほどなぁ!それでぐったりしとったんか!あ、パスタあるけど食べる?」

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作者名:△▼△■△ | 作成日時:2017年5月1日 1時

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