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V.17 ページ17

電話の向こうでなんか色々喋ってんのが聞こえる。村上も居んのか?

?『あっ、しぶやーん??』

渋「あ?」

安『お電話変わりました安田です〜!どうもぉ!」

渋「あぁ、ヤスか。」

高めの声で話すこいつは安田章大。
俺がよく行くライブハウスのオーナーをやっている。
横とも仲ええから暇な時とかはよう家に来る。

安『よこちょがうるさくてごめんなぁ!俺が電話してくれ言うたんやけどな。』

渋「おん。なんかあったん?」

安『別になんかあったとかじゃないんやけどなぁ、丸がしぶやんおらんの寂しいって言うてうるさいねん。』

渋「あ〜…それはすまんけど解決策ないわ。すまんな!」

安『1日だけ帰ってくるとかムリなん?ずっとライブハウスにおってな、帰ってくれへんねん。』

ヤスが言ってる迷惑なんが丸山隆平。
なぜか俺に懐いてるベーシスト。
丸はお坊ちゃんでパーティとかでよう会っとったから小さい頃から知っとる。
まぁ、ええ奴やけど変な奴。

渋「ん〜〜まぁ亮に聞いてみるけどたぶんムリやな。」

安『あ、亮って一緒に住んでる人?どうなん?良い人なん?』

渋「おん。ええ奴やで。ちょっとめんどくさいけどな笑」

安『へぇ〜!しぶやんが誰かと2人で暮らすって変な感じやなぁ!あんだけ人おるところから2人って大変なんちゃう?しかも日光あるしなぁ。』

渋「そうでもないで?こっちの食べもんでも何とかやっていけそうやし。亮おるからこっちでもある程度は不便なく過ごせるで!」

安『ふ〜ん、、。おし!しぶやん楽しそうやし丸は俺がどうにかしとくな!』

渋「ほんま?すまんな!困ったら横とか村上とか使ってええで!」

安『おん!ありがとうな!』

渋「はーい。」

…丸がライブハウスに入り浸ってるって相当大変やな。がんばれヤス、、!
は〜、、家事に戻ろう!



〜♪

渋「はい?」

安『あ、大丈夫?バイバイ言ってなかったよな?』

渋「あ、すまんすまん。バイバイ!」

せやった。ヤスとの電話はバイバイで締めなあかんかったわ。

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作者名:△▼△■△ | 作成日時:2017年5月1日 1時

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