V.13 ページ13
来た道をまた並んで歩く。
久しぶりに暖かい気持ちになった感じやな。EIGHTにいた時は城に閉じ込められてるって感じやったし。まぁ守られてたからなんやけど。
自由に外に出られるのもええな。亮は俺を必要としてくれてるらしいし悪い気はしない。
モブ1「あれ、亮くんじゃない?」
もう少しで家に着くってのに
ガキ3人くらいが絡んで来た。
亮「あ、、」
モ2「俺らとは遊べないのにこのオッさんとは遊べんの?」
オッさん??オッさん???俺んことか?
モ3「俺ら友達だと思ってたんだけどな。違う?」
渋「なんやねんコラ、いきなり絡んで来てオッさんは失礼ちゃう?」
錦「すばるくん、ごめんな。俺の友達やねん。」
申し訳なさそうな顔して謝る亮。謝んのは亮ちゃうやろ。なんで謝ってんねん。
モ2「最近付き合い悪いなって思ってたらオッさんと遊んでたんだぁ。」
モ1「亮くんは何もできないんだと思ってたけど友達を裏切るのはできるんだね。」
こんな絡み方してくる奴友達ちゃうやろ。なんやこいつら。
錦「ごめんな、なかなか話せなくて。今度ゆっくり話すから、、。」
モ3「頼むぜ〜?楽しい奴だった頃に戻ってくれよ??」
モ1「じゃーな亮くん、すばるくん笑」
腹立つクソガキ3人はヘラヘラ笑いながら去っていった。
渋「亮?大丈夫か?」
錦「すばるくん、、ごめんなさい、、。」
渋「何があったんかは知らんけど謝らなくてええで。悪いのはあいつらや。」
錦「悪気はないんすよ、あいつらも。本当はいい奴なんすよ。」
なんで庇うのか全くわからん。庇うってことはほんまの友達やったんか?
渋「ま、ええわ。はよ家帰ってトマトジュース飲も。」
錦「ありがと、、。」
渋「相談くらいなら乗ってやるし、今はお前1人やないってこと忘れんなよ。」
すばるくん優しい〜って言いながら垂れてる目をもっと垂れさせとる。
かわええなとか思った俺はたぶんおかしいんやろな。
でもよく見ると、、。いや、よく見るのはやめよう。あかんな。思ったよりあかん。
38人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:△▼△■△ | 作成日時:2017年5月1日 1時