ワンダショ追っかけ女子高生 (ページ9)

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「で、なんで俺が着いていかなきゃいけねーんだよ」

「お願い！！なっちゃんも部活で行けないって言うし、杏もお店の手伝いがあって無理みたいで…」

廊下で両手を合わせて頭の上に手を持っていく。

「俺を暇だと思ってんじゃねーよ」

「え！？東雲くんも予定あるの！？」

「ねーけど」

「ないのかよ」

せっかくの司先輩達のショーを間近で見れるチャンスなのに……

「うぅ……どうしても嫌だって言うなら青柳くん誘う…」

青柳くんなら司先輩のこと大好きだしきっと喜んで付き合ってくれるはずだし。

ちょうどHRが終わったのか青柳くんがこちらへ歩いてきたので名前を呼ぼうとすると、腕を東雲くんに掴まれた。

「……行ってやるよ」

「え」

「しょうがねーから行ってやるよ」

「え！？ほんと！？」

嬉しくてつい東雲くんの手を握った。

「ありがとう〜！！じゃあ後でまた待ち合わせとか決めよう」

「わーったよ、じゃーな」

「うん！またね、青柳くん！東雲くん！」

「ああ、またな佐藤」

フェニックスワンダーランドで遊ぶのなんてほんとに久しぶりだ。

青柳くんと東雲くんに手を振って、なっちゃんと帰路に着いた。

今週の土曜日が待ちきれないな。

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「よかったな、彰人」

「……司センパイ目当てってのが気に入らねーけどな。

ほら、練習行くぞ」

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