【dcst】科学の世界なのに非科学的な私 (ページ13)

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「「「「うおおおおお！！！！」」」」ｼｭｺｼｭｺｼｭｺ

「クッッソもう腕がパンパンになってきたぜ」

「休んで温度下げんじゃねえぞ！」

「あと何分続けるんだこれを！？」

「そうだな、ざっくり……数十時間」

「製鉄ヤベー！！！！」

…私だけ傍観してる事に罪悪感

スイカやばいなあれは
クラクラしてる。もう倒れる。

私は、スイカが倒れるタイミングでスイカを支える

『無理しないでスイカ。私が交代するよ。』

「あっ……A……」

『“役に立たなかった”だとか、ふざけた事考えちゃダメだからね。誰にでも向き不向きがあるでしょ？スイカには、スイカにしか出来ないこともあるんだから』

「A……！」グスッ

鼻声になりながら話すスイカに竹の水筒を渡し、交代した

『うああああああああああああ！！！！！』

そこから何時間経ったのか分からないくらい、空気を送った

いくら鍛錬してるとは言え、もう腕の感覚がないくらい疲れた

スイカがダウンしてから私がずっとスイカの分もやってた

『スイカぁ〜！癒やしてぇ！』

「A、ありがとなんだよ」

製鉄炉を割り、中身を確認するが…
当たり前の如く砂鉄のままだ

「人手(マンパワー)が最優先だ」

「科学王国民を増やすっきゃねー」

千空とクロムの気持ちは同じだ

そりゃそうだな
5人だけで完成する訳ないですよね！！

「情報収集がいる。そいつが今、何を欲しがってるか…」

『スイカ、スイカ！』

「！！そういうのスイカ得意だよ！ただのスイカになれるからコッソリいろんなとこ行けるんだよ！」

そう言い、スポリとスイカの被り物の中におさまった

「「「おおおおおおお！？」」」

「ククク、やるじゃねえか！よォーし、鉄作りのマンパワーゲットに名探偵スイカ様ご出動だ！！！」

『よっ！天才名探偵スイカ！』

「おぅ、頼むぜ名探偵スイカ！！」

「(名探偵スイカ！！！)」

明らかにﾊﾟｧｧｧと顔を輝かせるスイカ

ただのスイカになり、村の方へ向かった

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「何か欲しがってる人がいないか、コッソリ聞いてきたんだよ！まずガーネット、サファイア、ルビィのキラキラ三姉妹だよ、」

「おお！村一番の綺麗どころだ」

「3人がすっごく欲しがってるモノは……」

『当てて良い？』

「どうぞなんだよ！」

『三姉妹が欲しいもの…ズバリ彼氏っ！！！』

「ピンポンだよ！彼氏ってなに？」

「絶対科学じゃ不可能なのきた！！」

『アッハハハハハ！！』