【dcst】科学の世界なのに非科学的な私 (ページ12)

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取り敢えず、スイカがとてつもなく可愛いと言うことだけが分かった

さて、私はあの地獄の鉄造りに混ざりたくないので、常に持ってるクナイ2本を、もっと正確に、力強く扱えるようになる

進撃◯巨人でも、巨人人形の首を切るやつやってた
それに似たものかな

切る葉っぱを一枚決めて、真っ二つにする所から始める

そこからは細い小枝、少し太めの枝、細めの木本体と、対象物を大きくしていく

まあ、これ結構続けてるから太めの枝までは余裕なんだけどね

「あ！！Aなんだよ！！」

竹の形の水筒で水を飲みながら休憩してると、少し遠くからスイカの声がする

振り向くと、笑顔で手を振ってくる
コイツ可愛すぎかよ

『スイカー！！』

手を振ってくれたので振り返す

スイカのそばには、千空、コハクちゃん、クロムがいた

あー…砂鉄取りに行って、その帰りか

「Aも一緒にやろうなんだよ！」

『えっ、私は〜…今からお昼ご飯を〜…食べなきゃなぁ〜』

「スイカから目、逸らしたんだよ！そんな感じに目を逸らす時はウソをついてるんだよ！見るだけで良いから来るんだよ！！」

『……分かった…行く』

スイカがこんな感じにお願いしてきたら私は断れない…

他の人にはこんなワガママじゃないけど、私に対してはたまにこんな感じなんだなぁ…

「スイカテメー、Aの事大好きかよ」

『んなっ！！スイカが私のこと好き！？』

「？？スイカはAのこと好きなんだよ？」

『グハッ！！』

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結局着いてきてしまった……

橋のとこで金狼と一悶着あってから、鉄造りに入る

「さっき川で集めた黒い砂が鉄ってのになるんだね？」

「ああ、砂鉄4に炭1ちょい混ぜて焼くだけだ」

「おぅなんだ簡単じゃねぇか！」

「ククク、そうは甘かねぇ。土器焼くのとはわけが違う」

原作の会話を聞く

『クロム、きっと普通の火じゃダメなんだと思うよー。例えばもっと熱いのにするとかさ』

「その通りだA」

まあ、知ってて言ってんだけど

「木ィ燃やした火の温度ってのは、せいぜい700度ってとこだ。だが砂鉄を鉄にする製鉄に必要な温度は1500度」

改めて考えりゃ、すごいなぁ…

「おぅ、そんなのAの炎の妖術でどうにかならねえのか？」

『甘いねクロム。私も出来ることは限られるので温度を上げるとか言う高等技術はないっ！！』

「ならばどうするんだ？」

「フーフーしまくる」

千空がフーフー装置を3人に渡してからは地獄だった