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そのまま少し飯も食いながら話していると、やはり中心は互いの情報になる。
通っている大学。
勤めている会社。
趣味や映画の好み。
なんなら今度映画でも見に行こうと話が決まった時には、机には空の器が並んでいた。
「帰るか。送ってく。」
頬を染める彼女がかわいくて、これから先過保護にならないか自分で心配になってしまう。
払うと聞かない彼女をたしなめ、会計をして店を出ると、そういえばとAは口を開いた。
「治さんてお幾つですか？ 私は18なんですけど……」
「え、まだ一年生！？ あかん、これ条例で取り締まられんのとちゃうか……？ え、まじか……ほんまに……？」
すぐに懺悔するが、折角手に入れた彼女を手放すことなど出来るはずがなく、まあ合意の上ならいいかと自己解決する。
いやしかし、最近の女性は年齢などわからないものだなと少しだけ敬意を込めてため息を吐くのだった。
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作者名：あをいけ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/awoike_3th
作成日時：2018年4月15日 19時
